基本的なこと
化学物質過敏症の防止や、その原因のひとつである有機リン含有物について、
基本的な説明となる資料を見せてもらいました。
以下の文章はそれを書き写したものですが、原文のまま公開すると支障がある部分も
あり、誠に勝手ながら一部を変更させていただいております。
また、各内容についての科学的な真偽は確認しておりませんし、内容や語句に不明確な部分も
ありますが、大筋では許容できる範疇と思えましたので、特に注記等無く、そのまま
記載させていただきます。
無条件でそこまでする必要があるのかどうか、疑問を抱かれる部分もあろうかと思われ
ますが、化学物質過敏症に至ってしまった場合には、悲しいかな必要となります旨、
ご承知の上ご覧下さいませ。
尚、古い資料ですので、一部においては現在では該当しない部分もあります。
特に、農村地域において農薬の散布を行ってる場合や、ゴルフ場・公園・墓地・鉄道沿線の
ご近所に住まわれ、大量の除草剤や農薬を使用されてる時期に、窓を開けて外気を
導入することは非常に危険ですので、ここに追記させていただきます。
医学的な説明につきましては、
こちら
の抗酸化ネットワークをご参照ください。
★化学物質過敏症にならないために今からすぐに出来ることがあります★
1.部屋の換気をまめにする。特に自然換気を十分にする。
日中はできるだけ窓を全開にする。
夜は雨戸を閉めてガラス戸を少し開けておく。
2.一日中部屋に閉じこもらずに、昼休みなど時間をとって戸外のきれいな
空気のところへ散歩に出かける。
3.台所の換気扇を積極的に回す。
4.芳香剤、消臭剤、静電気防止剤は使わない。
臭いのするもの(化粧品、整髪料、シャンプー、洗濯洗剤)は使わない。
5.タバコは吸わない。吸わせない。吸ってるところへ近づかない。
6.お風呂に入る時は、窓を開けるか換気扇を回す。シャワーは脱塩素シャワー
ヘッドを着ける。
7.石油ストーブはできれば外部へ排気できる型を使う。
8.合成洗剤をやめて、無添加石けんを使う。柔軟剤を使わない。
9.カビ取り剤は使わない。
10.室内のカビは備長炭と換気で対処する。空気がよどまないように風を通し、
除湿する。
11.ガラスをピカピカにしたいなら炭酸水を使う。掃除はクエン酸・重曹・石けんを
使ってナチュラルクリーニングを心がける。
12.抗菌仕様などの衣類やシーツ、まな板、布巾、歯ブラシなどは使わない。
13.新しく購入した衣類は最低3回は洗ってから着る。クリーニングには出さない。
14.衣類は綿にする。化学繊維や毛のものは着ない。
15.防虫剤を使わずに衣類を保管する。
16.殺虫剤、殺菌剤、除草剤を使わずにガーデニング。室内では植物に殺虫剤を
かけない。
17.室内(とくに寝室)で殺虫剤、蚊取り線香・マット、リキッドなどを使用しない。
薬品を使用しない虫よけ対策を工夫する。蚊帳をつる。
18.防虫畳を使わない。防虫畳の部屋で寝ない。
19.質の良い、有機野菜を食べる。露地栽培のものを選ぶ。旬のもの、近くでとれた
ものを選ぶ。
20.ホストハーベスト農薬を使用した輸入食物には注意。
(小麦:パン、果物:柑橘類、中国産野菜など)
21.調味料だけでも、無添加のものに替える。塩は粗塩にする。料理はシンプルに。
22.魚の内臓は食べない。肉の脂肪・鳥の皮を避ける。動物性蛋白を取り過ぎない。
23.表示を見て、添加物の多い食べ物は買わない。
(人工着色料、人工香料、保存料、アミノ酸など)
24.浄水器を通した水や、ナチュラルウォーターを飲むようにする。
25.プラスチック食器を使わない。哺乳瓶はガラス製のものにする。
多彩な色(重金属)を使ってある食器は使用しない。
森修焼の食器を使うと料理や水の味が変わるのがわかります。
調理器具はステンレス、ホーロー、ガラス製のものにする。
プラスチック(ベークライト)の柄・取手の付いたものを避ける。
テフロン加工のものを避ける。
26.寝具類は天然素材で化学処理していないものを使う。羽毛布団はやめる。
27.難燃剤を含むカーテンを使わない。
28.塩化ビニール製のおもちゃは買わない。プラスチック製品はなるべく家におかない。
29.新しい家電製品を買わない。使ってるプラスチックの可塑剤、難燃剤を調べる。
有機リン酸エステルを使ってあるものは買わない。
30.薬はなるべく飲まない。特に抗生物質を安易に飲まない。
31.長時間コンピュータを使わない。コンピュータの可塑剤や難燃剤が
揮発するので危険。
32.テレビは近くで見ない(最低2mは離れる)、変圧器、アダプターの近くでは
眠らない。
33.新車に乗らない。
34.リフォームや新築する場合は、材料選びを業者任せにしない。
シックハウス対応という表示を鵜呑みにしない。ほとんど嘘です。
35.体を動かして汗をかく。
有機リンはどこにあるのか?
1.防蟻剤・・・シロアリ駆除剤として床下に撒いてあります。
2003年7月まで、主にクロルピリホスが用いられていました。
隣・近所で撒いたものでも風で飛んできます。
2.畳の中の防虫シートからの揮発
防虫畳には有機リン系殺虫剤フェニトロチオン(1.5g/u)や、
フェンチオン(1.0g/u)を含んだ防虫シートが2〜3枚敷きこまれます。
これは、田んぼに空中散布する農薬の20倍以上に相当します。
特に公団の防虫シートは濃度が濃いので注意。
3.合板・・・防虫剤として合板の接着剤とともに混入して使われている。
2003年7月まではJASマークのものには義務づけられてました。
4.農薬
4−1.農業用:野菜・果物、稲作では4〜10月に撒くので注意。
4−2.家庭用:ガーデニング・庭木
4−3.街路樹・公園の防虫:4〜10月に特に大量に撒きます。
4−4.室内鑑賞用植物(有機リン系殺虫剤を使用した物を、室内に持ち込む)
5.ポストハーベスト・・・とくに輸入小麦に残留してる。
輸入小麦で作るパンは特に濃度が高いです。
小麦は国内産のものを選んで食べる必要があります。
6.プラスチック、合成ゴムの難燃可塑剤として混入している。
家電製品・コンピュータ・IC基盤・OA機器のバックカバー
7.塩化ビニールの可塑剤・難燃剤として・・・壁紙からも揮発してきます。
8.防火カーテンなどの難燃剤として
建築法によりビルで用いられるカーテンには防火が義務付けられています。
9.フロアーワックス
特に業務用平坦化剤として、有機リン酸エステルの一種である(TBXP:
トリブトキシエチルフォスフェート)が入っている。
学校や家の床での使用が問題となる。
10.油
金属表面に塗ってある油に含まれます。
金属製のストーブ類を購入して初めて過熱するときは、1週間以上室外での
空焚が必要です。
11.除草剤
カーバメイト系は有機リンと同じ作用があります。
あ〜疲れたぁ C= (-。- ) フゥッ
2008.8.12 記
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