意見交換


 友人、知人、数多くいらっしゃいますが、屈託なく意見交換が出来る 間柄の方ってけっこう少ないように思います。
一方的にしゃべりまくりで、こちらの言葉や意見に耳を貸さない方から始まって、 情報を欲しがるばかりで、自分からはいっさい情報発信のない方たち、 わかってるのかわかってないのか、黙って話を聞いてるか発信された 情報を読むだけの人と、とにかく『やりとり』というキャッチボールにならない 場合が実際には多いのです。
また、一方的に聞いてるだけならまだマシかもしれません。人によっては お伝えした事柄に対して、内容についてではなく、言い方が悪いとかで 怒り出す方もいらっしゃいます。
たしかに伝え方が悪いところもあるのかもしれませんが、深層心理で本人が 気にしてるところをズバリ付かれると、やはり嫌なのでしょうね。
自己信頼感が低いのか、卑屈になってるのか、やたらと被害者意識が 前に出てしまって怒るばかりで、お伝えしたい『本当の部分』を理解されません。

 インターネットの掲示板でのやり取りなどを見てても同じようです。
趣味の世界で、「(私は)この機種は良いとは思わない・・・ボツだ!」と書くと、 「その機種を使用してる人(自分)にとっては気分を害する言葉だ・・・」などと、 趣旨を離れたところから言いがかりのようなクレームが飛んできます。
その人にとって良いか悪いかを述べてるに過ぎないのに・・・、悪いと感じたから 悪いとはっきり書いただけなのに・・・・。
日本人的思考の中に、自分の所有物に対して否定的意見を言うのは 許さないという、自己信頼の低さからくる妬みやっかみがあるのでしょうか?
他人がなんと言おうが、自分が良ければOKとならないんでしょうかねぇ

 『話せばわかる』は、海外では、話せば話すほどその人の考え方の 違いがわかってきて、それを承知した上でお互いの意見を尊重できる・・・と、 なるのですが、日本的発想だと、お互いに同意しあうようになる・・・・であり、 意見の相違は認めないということなのでしょうね。

 屈託のない意見交換が出来る方が、身辺に10人いらっしゃれば、 それはとても幸せなことだと思います。
最近はそんなお友達が増えて、うれしい限りでございます。


2008.8.23 記


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