音叉とチューナー


 ギターのチューニングには昔から、ず〜〜〜〜〜〜っと音叉を使ってます。
机の角か膝で叩いて振動させ、そのままブリッジの上にあてて、4弦7フレットの ハーモニックスと合わせるやり方で愛用してます。口で咥えることはしません。
おおよそ開放弦の状態で近いとこまで張っておいて、最終確認のための基音なので これで不自由することはないですね。
4弦のチューニングが取れたら、あとは順番に耳だけで聞きながら他の弦を合わせて 行きます。
チューニングメーター等は使ったことがないのです。f(^^;) ポリポリ

 便利なのはわかるのですが、チューニングメーターって好きになれません。
自分の中では、チューニングは耳で聞いて、感覚で合わせるものであって、 目で何かを見て行うものではないんですよね。
元々普段は弦を緩めないし、変則チューニングも使うことがないので、音合わせに 苦労することがありませんから、基音の確認だけの音叉で十分なのでしょう。
若いころのステージ上でも、ベースの基音に合わせてチューニングしてただけですが、 不便は感じませんでした、皆がそうでしたしね。

 いつからチューニングメーターが幅を利かすようになってきたのでしょうか?
インストものなどの、変則チューニングでの演奏スタイルが増えてからでしょうかねぇ?
頻繁にチューニングを変えるので、使う人も多くなったのかと思いますが、 チューニングメーターを使うのはギターくらいでしょうか?
少なくてもオーケストラじゃ使ってませんし、ピアノの調律でもプロは 使いませんからね。
私的な見解としては、チューニングくらいは自分の感性で行って欲しいところです。

 最近の流行で、ギターのヘッドにチューニングメーターを着けたままライブ ステージを行う風潮があるようですが、あれはいただけませんね。(-_-;)
電車の中で、人前で化粧を施すッ女性のようで、最低限の礼儀に欠けてる感じです。
ギターの顔とも言えるヘッドやロゴを隠してるようで、見た目にもスマートじゃないです。
そもそもヘッドに何かつけるって事は、その質量でギターの音が変わりますから、 「自分は音に関しては無頓着である」って言ってるようなものですし・・・・。
横着せずに、複雑なチューニングを合わせる時にだけ取り付けましょうよ。
我が家では12弦ギターでも音叉でチューニングですから・・・・。(^〜^;)ポリポリ


2008.12.12 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >