年末年始の不調


 昨年末勤務先での大掃除において、ガラスクリーナーを窓にシュッシュッと吹きつけ、 それを拭き取ったときに、指先や手に洗剤が着いてしまいました。
途端に皮膚がこわばり、手先全体に違和感が走ります。
洗剤の気化に対しては活性炭入りマスクで防御していたのですが、皮膚への直接被曝に 対してはうっかり防御するのを忘れてました。
それから1週間以上経過した今も、まだ指先が荒れていて痛いのです。
実に強烈です、界面活性剤!

 大掃除で並ぶ洗剤類を見た途端に危険を感じて、活性炭入りマスクで防御した までは良かったんですけどねぇ〜・・・・、年末年始に体調を崩す方が多くなる 訳です。
界面活性剤入りの合成洗剤、可塑成分である有機リンが気化して、掃除してる 室内に充満します、その他にもカビ取り剤やワックスを使えば、それらも加わって、 結果として体内に入って来ます。肺から吸い込むのですから途中のフィルターは ありません、それらが全部肺から取り込まれ、血液に混ざって全身に送られます。
簡単なところでは、免疫力が下がって風邪等を引きやすくなりますが、その他にも 持病があるような方は、それがその人の弱いところですから、まずそこが悪化します。
増してや、その持病が原因不明のものなら尚更です。
多くの場合、頭の固いお医者さまが、医学的に知識がなくて原因を特定できない だけで、症状から適当な病名を付けてるだけで、本質は何も理解してないで 対処療法をされてるだけですからね。
化学物質障害について理解すればするほど、原因と症状に対してつじつまが 合ってきます。
まるで難しい数学の問題の解が見つかったかのように、全部理論的に納得できて つながってくるから不思議です。

 年末の話に戻しますが・・・・、最近の日本における風習として、さらに クリスマスにはケーキを食べたりします。そして多くの場合、そのケーキには フルーツが材料として使われてます。
市場に出回ってる、見た目の綺麗な甘いフルーツを作るには農薬は欠かせません。
もちろん、残留農薬の値も基準値以下で、法的には何の問題もありませんが、 そもそも基準値なんてものが何を基準にしてるのかわかりませんし、対象となる 素材によって基準値が桁違いに変わってしまうんですから、在って無いような 規制でもあります。
人間の体はもっともっとシビアーにできていますので、自覚意識があるかないかとは 別に、反応が出る人は出てしまいます。また、過去に一度でも農薬中毒症状等を 起こしていれば、体質的により敏感に反応するようになってます。

 そしてこれらが総合して、ボディブローのようにじわじわと体を痛めつけるのです。
結果は上に書いたとおり、年末年始に風邪で寝込んでいるか、持病が悪化して動けなく なってるか・・・・・、なのです。
人によっては救急車で運ばれた方もいらっしゃったかもしれません。
しかしながら大学病院等においての精密検査結果でも、原因不明か、 症状からだけの適当な診断名が付けられる結果となるのがオチでしょう。
いつもここをご覧になってる方達なら、ご理解いただけるとは思いますが・・・・、 原因不明といわれてる貴方の持病、ほんとうの原因に心当たりはありませんか?

 もし心当たりがあるなら、根本的にそれを取り除かない限り、何度でも 再発します。そして、発症の都度、より悪化していきますし、一般的な神経に作用 する薬で治るものではありませんことを、お伝えしておきます。

 自宅における大掃除で、合成洗剤類をいっさい使用しないようになってから、 家族全員、年末年始に風邪をひくようなことがなくなりました。


2009.1.5 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >