散毒の季節


 空気が澄んでいた冬も終わり、これから土壌消毒、除草剤散布、農薬の散布と 散毒の季節がやってきます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 ・・・・と、まるでラジオ番組の冒頭のように書き始めてみましたが・・・・(f^^) ボリボリ

 一度でも化学物質障害の症状を発してしまうと、ごく微量であっても、これらの薬剤が 空中を漂うにようになると、反応して症状が出やすくなってしまうんですよね。
おかげさまで、それ以上は重症にはならないとか、身の危険を感知して逃げられるとかも できるのですが、大規模で大気汚染されては逃げようも無くて・・・・・・。\(>o<)/ギャーッ!

 そしてこの中毒症状、反応が過敏になるタイプと、鈍感になるタイプの2極性があります。
化学物質過敏症と呼ばれるような人は過敏になるタイプです。極わずかでも毒が 漂ってくると大騒ぎになります。
これはこれで大変ではありますが、重症にまで至ってなければ、まあまあの生活は営めなくは なく、逃げるという行動で回避することもできます。
問題なのは、鈍感になるタイプです。知らず知らずに毒を溜め込むだけ溜め込みますから、 ある日いきなりドカ〜ンと、奇々怪々な症状が出たりします。
そしてその時点で・・・・病気としてはかなりの重度であり、回復するには手遅れに等しい場合もあります。

 そうならないためには、薬剤の無差別大量空中散布による被曝だけは避けたいところですが、 今の社会、なかなかそれを理解してくれません。

 常日頃、体に悪い有害化学物質について情報としてあれこれ発信してますが、多くの方には ご理解を示していただけません。神経質だとか気のせいだとかで、片付けられてしまうことも 多々あり、私達が特別に敏感な特異体質であるとか、奇異の目で見られたりもします。
しかしながら・・・・・これもいつも主張してることですが、『どなたにも起こりえる障害』であること、 これだけは、覚えておいてください。
私達の目から見れば、すでにご本人、もしくはご家族にその兆候が現れてる場合が 非常に多いのです。ですから、友人知人や小さいお子さん達がひどい目に遭わないうちに、 重症に陥らないうちにと、ついつい迷惑と思われても、余計なお知らせをしてしまうのです。

 もし、少しでも腑に落ちる点がございましたら、お気軽にお声掛けくださいませ。
論理的に説明できるところは、そのようにさせていただきますし、診ていただける お医者様をご案内できるかもしれません。


2009.4.10 記


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