経過観察の結果は


 ほとんど人体実験とも言えるような、自分にとってのアルコール摂取と体調との関連、 大まかながら傾向が見えてきたように思えます。
これはあくまでも、過去に主治医から『有機リン中毒』『ネオニコチノイド中毒』と 診断されたことのある自分自身に限定での考察であり、誰にでも当てはまるような ものではありませんが、似たような体調の方なら類似の反応があるかもしれませんので、 今後の参考として、自分のためにも記述しておきましょう。

 まずは、お酒の原材料において、農薬を掛けられて育った原材料で作られたお酒は、体に影響があるか どうか?・・・・・ですが、自分の場合、はっきりと出ていました。
出たといっても致死量に達したとか、それで中毒症状まで起こしたと言うレベルではありませんが、 毎日測定してる血圧、その上と下の数値、心拍数、風邪を引きやすい免疫力が落ちてる状態に なってるかどうかの判断で、それらの数値の変化の中から自分なりに読み取った結果です。

 有機栽培で育てられた葡萄から作られたオーガニックワイン、これが一番、体への影響が ありませんでした。強いて言うならば『アルコール』としての影響だけだったと思えます。
1本空けても悪酔い、二日酔いにはならず、むしろホンワカとした心地よいだけの 酔い加減が残ります。血圧の上昇も無く、むしろ血管が拡張された分だけ下がるようで、 健康を害する要素は感じられません。アルコールの影響か、普段の心拍数が60なら、70前後と いったところでしょうか、心拍数だけ気持ち高めになりました。

 オーガニックの表記のないワインの場合、結果は上記と大きく異なる場合があります。
ひどいものは香りからして違います、刺激臭と言うか、どちらかというと接着剤のような香り・・・というよりは、 匂い、臭みがあります。
これはあきらかにアルコール成分の香りではなくて、接着剤のような有機溶剤の臭いそのものです。
とてもじゃないけど、そのようなワインは怖くて飲むに値しません。
その傾向があるワインを1本飲むと、かなり酔いますし、翌日は頭ガンガンの二日酔いにも なってしまいます。血圧は上も下も高めに出てしまい、心拍数も90をオーバーです。
有機リン系農薬が使用されてる場合は、体の節々で筋肉痛の発生や、足が攣るなどの症状が 起こることも多々起こりました。
使用されてる農薬が有機リン系からネオニコチノイド系に変わると、無臭性ゆえか、この臭気が 軽減されてしまい、より判りづらくなります。その場合の症状は血圧の上昇、特に低い方の値が 90を超える形で出やすくなりますし安定しません。心拍数も不安定となり、測定の度にその値が高く なったり低くなったりすることが多く出ますので、心筋に負担が掛かってるのを実感できます。
また免疫力が低下するのか、咽に痛みが出たり、風邪症状を起こしやすくなる自分があります。

 しかしながら・・・・・、本当に美味しい感じられるような上等なワインは、その認証が無くても 昔からオーガニックで作られてることが多いので、前記のような変な症状は出ません。
比較すると、国産ワインではほとんどの場合で農薬たっぷりですから、通常市販の製品は 怖くて飲めません。
酸化防止剤が無添加であろうが無かろうが、そんなものよりも葡萄そのものに農薬が 掛けられていたかどうかの方がよほど重要です。
ネオニコチノイド系農薬は水溶性がありますから、当然、その果実の中にも含まれます。 以前に『巨砲』を食べて不調になったときに、『ネオニコチノイド中毒』と診断されました。 症状として免疫力の低下による喘息のような咳症状と、心筋をコントロールする機能が 暴走してて心電図異常となってました。

 国産のビール、現時点で自分にはほとんどがダメです。
大手メーカーがビール麦を買い上げる際に、農薬散布を○回以上実施したもので無いと 買い上げないとの取り決めがあるようで、最近のビールではどれを飲んでも 酔いがひどく、免疫力の低下を伴ってしまいます。
使用農薬が有機リン系からネオニコチノイド系に切り替わった影響も大きいのでしょうね。
おそらく500m缶1本飲んだ結果の酔いの方が、オーガニックワイン1本を飲んだ以上に 酔ってますし、以後の醒めていく経過も良いものではありません。
血圧、心拍数とも、この数値では降圧剤を飲んだ方が良いんじゃないかと 思えるような、高め不安定となります。
アルコール摂取を1週間停止したときの自分の血圧・心拍数/minは、平均で120−80・60/minですが、 これが飲んだお酒によっては、140−90・80〜90/min から 160−105・90〜100/minまで 変化します。
健康に良くないのはわかりますよね。
飲むならオーガニックもの・・・・ですね。

2009.5.7 記


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