化学物質過敏症BOOK
前様から手渡された小冊子、A5サイズで、わずか54ページの本ですが、
内容は実に的確に、非常にわかりやすくまとめてあります。
著者は北里大学名誉教授、宮田幹夫 氏
購入は↓こちらから可能です。
http://www.tsuji-shop.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=527
関連ホームページは下記のURLをご参照下さい。
http://www.aehf-japan.com/
著者は1936年生まれ、2001年に北里大学を退職されてますので、2007年に
初版が発行された本書は、その後の名誉職にある中に執筆された文献になるかと思います。
医療職並びにその関係者の方には、是非一読していただきたい内容でございます。
しかしながら・・・・・・・
内容的には古い臨床例からの結論で書かれてることから、シックハウスとしての
室内空気汚染が中心であり、その後に解明されつつある、農薬の気化による空気汚染にまでは、
言及が十分には及んでおりません。
環境化学物質は、食物や飲物よりも、呼吸や皮膚から体内に取り込まれ、人間は環境
化学物質の83%を肺(空気)から取り込み、食品は7%、飲料は8%に過ぎないという表現も
欲しいところでした。
屋内に生花を飾って、そこから気化する農薬で影響を受けるとまでは、書かれて無いですからね。
また、今なら、柔軟仕上げ剤や、リン酸エステル入りワックスの悪影響についても、是非に記載が
欲しかったですね。
まあそれでも、必要最小限の知識は得られますし、化学物質過敏症の関連性についても
理解できますので、皆様、是非お読み下さいませ。
2009.7.3 記
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