ハイレベル


 先日、東京は銀座で毎年開催されている、『インターナショナル・オーディオショウ』を見学してきました。
以前は『輸入オーディオショー』との名目で、昔のオーディオブームの頃は、晴海の国際展示場にて 国内の全メーカーによるオーディオフェアーが開かれてるときに、輸入商社等がその近辺のホテルの 部屋を使って、別途で輸入品ばかりを集めて同時期に開催されてました。その後は九段のグランドパレス ホテルに場所を替えて単独開催となり、何度か足を運んだ記憶もあります。

 不景気の影響か、例年より見学者が少ないように感じましたが、著名なオーディオ評論家が トークをする時間帯には、そのブースは満室になったりもしてました。
個人的には、そんな著名人による製品の解説は参考にならないと思ってますし、著名な評論家を 崇め奉ってるわけでもありませんので、人が少ないところでゆっくりと試聴できたりする方が うれしかったりします。
しかし・・・ピュア・オーディオっていいですよね。(^^ )ルン♪
普段、いくら文章を書いて説明しようが、口頭で伝えようが、PCやミニコンポで満足されてる方達には 本格的なオーディオの良さは理解されませんけど、一般大衆レベルと比較すると次元を超えるような 超高級なシステムたちが、各社のフラッグシップクラスの機器たちが、 まさにそんな夢のような実世界が、あちこちにのブースにド〜ンと並んでいて、それを ゆっくりと試聴できるんですから!
展示する側も気合が入ってます。どこぞの電気店みたいにべたっと並べて音を出すのとは ワケが違います、ケーブル一つにしたって超高級クラスのものを使用されて、スピーカーの セッティングなどは、各社のエキスパート達によって、それはそれは念入りに行われています からね。(^_-)v ブイブイッ
ブース内のあちこちに展示されてる機器、プライスカードも付帯されてますが、その数字を 見るのも衝撃的でメチャ楽しいです。L(・o・)」 オーマイガ

 輸入品が大多数ですが、国産のメーカーさんも何社か参加されてました。会社として、本当に オーディオが好きなメーカーさんなのでしょうね。
会場に並ぶ製品、一般的な国産量産品と大きく違います。何が違うかと申し上げますと、 売らんがために作られた安っぽい品にはない、製品のポリシーがあるんです。製品として、会社として、 「安くするから買ってよ!」じゃない、「これがオーディオだぜ!」とばかりに、音質やデザイン、回路のこだわり や伝統、自らの『売り』について得意なところを各製品が主張されてます。
もちろん売れた方が良いのでしょうけど、簡単に買えるような価格ではない品ばかりで、 所有することによってステイタスにも成り得るような、まるで、「買えるものなら買ってみろ!」とも 訴えてるような雰囲気さえあります。

オーディオの上流社会を垣間見たような、まさにそんなショウタイムでした。


2009.10.9 記


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