レコードやねん!


 リマスタリングされた輸入版のCD、ボックスセットでお安くなってるので、 お気に入りのアルゲリッチやケンプの作品をついつい購入してしまい、連日のように 昔から馴染のある名演奏に浸っています。
ベートーベン ピアノ全集など、以前に入手したバックハウスとケンプを聴き比べたりして、 世界トップクラスのピアニストをその演奏ピアノごと自宅にお招きして、交互に弾いてもらってる かのような贅沢な気分です。 同じ楽譜から弾いてるにもかかわらず、それぞれの演奏者でここまで表現が違ってくるのかと 感心することもしきりです。さすがは歴代の名演奏家たち、現代の新進気鋭の若手が 束になっても、まだまだ勝てそうにありません。
もしかしたら、60年代〜70年代に録音された巨匠達の名演奏を、現代の 技術でよみがえらせて音源にするのが、一番良いのかもしれませんね。f(^^;) ポリポリ

 リマスタリングされたCDとはいえ、ビートルズ盤のリマスタリング作業とは程遠いらしく、 単にノイズシェイピングやオーバーサンプリングして音質調整されただけなので、 ノイズ等についてはむきになって取り払ってるものでもありません。CDなのに ヒスノイズが聞こえたりするのは愛嬌でしょう。まあそれでも十分に楽しめる レベルに仕上がっているんじゃないかと思いましたが・・・・・・``r(^^;) ホヨ

 リマスターCDにてケンプとバックハウスを長々と聴き比べした後に、LPで同じ曲を聴くと 次元が違うような響きで聴こえてくるんですよ。
UK盤でなくても、スプラフォン盤でさえ、あるいは日本盤であっても、CDよりましな音を 聴かせてくれるから不思議です。
両者を比較すると、デジタルリマスタリングされたとはいえCD音質では、どうしても枠の 中から出て来ないような感じを受けますが、LPの方は、そんな枠から飛び出して、 縦横無尽にレンジが広がっているかのように、且つ艶っぽく聞こえてくるんです。
やはりCDフォーマットでは、レコードの音域の広さには勝てないみたいですね。

 こんなことを書いてると、超高級なCDプレーヤーシステムで聴いてないからだとお叱りを 受けたりもしますが、そもそも我が家のアナログ装置だって、オーディオマニア的には 大したものはありません、一般大衆レベルと比べたらちょっとだけ高級って程度です。
愛用してるレコードプレーヤーだって、ターンテーブルとアームで60万円弱の定価でしたし、 カートリッジは当時¥19000のDL−103です。
オルトフォンの20万〜30万クラスの高級カートリッジを使ってるわけではありません、また、 フォノイコライザーだってプリアンプに内臓されてる付属品であって、別売になってる高級品 ユニットや単品製品てわけではないですからね。
しかしながら、数百万円以上のCDトランスポーターとDAコンバーターの組み合わせで あったとしても、既成のCDソフト自体に入ってる音楽ソースでは、ここまでの音は聴かせて くれんでしょう。? (^。^;) ハテハテ?カッテミレバ・・・・

 やはり老後は別売のフォノイコライザーでも購入して、約1000程度在庫してるLPでも ゆったりと聴き直す方が良いのでしょうか?
しかしながら残り少ないサラリーマン稼業、不景気な今時ですから収入的にはこれ以上は稼げそうも ありません、よって、道楽までお金を回せそうもないですね。
そうなると・・・・・、前様に頑張って稼いでいただきませう! (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ


2009.10.27 記


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