趣味的結論


 自宅オーディオ装置の充実についていろいろと悩んだ末に、アナログレコードを聴くことに 最も重点を置くこととしました。
ここ十数年、収入に変化はなく横ばい状態、今後は低下も予想され・・・・・・・Y(>_<、)Y
さらに、昔は夫婦にて2馬力で働いてましたが、ここんとこしばらく1馬力状態なので、道楽に はお金が回せません。
いわゆる金欠状態でして・・・・・・・・f(^^;) ポリポリ
そんな中、音の入り口であるCDプレーヤー、可能ならばCDトランスポーターにDAコンバーター とか、デジタルストリーミング・プレーヤーとかに置き換えたいのは山々なれど、まともなものを 入手しようとすればあまりにも高価すぎて・・・、とてもとてもそんな投資はできませぬ。
また、今あるDVDプレーヤーを使ってピュアーモードにてCDを聴けば、メーカー自慢の デジタル処理用のLSIを採用してるだけに、ある程度は満足できる音を聞かせてはくれます。
しかしながら、その音源となるCDそのもの、どうもそこに限界があるように聴こえるのです。

 最近になってデジタリーリマスタリングされたCDと買い換えることも多くて、それらを 改めて聴いてはいるのですが、どうやら、『昔のアナログ録音は素晴らしくて、いくらCD用に デジタリーリマスタリングされたところで限界があり、LPの音質を越えられない。』という 結論が見えてきたような気がします。
特にシンプルなものになればなるほど判りやすいのですが、シェリングによるバッハの 無伴奏バイオリンソナタ、デジタリーリマスタリングされたCDとLPでは、あきらかに 倍音の聞こえ方が違ってます。CDを再生したのでは、倍音が乏しいんですよね。
これは同じくバルヒャーとの競演、バイオリン・ソナタを聴いても同様です、音楽からの 感動がイマイチ薄っぺらくなってしまうように感じ取れます。
エレクトリックでガンガンな音楽や、ラップなどならその差は出て来ませんが、シンプルな ピアノや弦を基本とした音楽構成など、特に余韻を楽しむ響きがあるような演奏パターンでは 顕著です。

 どうしても現在のCDフォーマットでは限界があって、音楽信号としてまともに再現しようと するならば、デジタルメディアの基準として96KHzサンプリング、量子化24bitは最低でも 必要なのでしょう。それゆえに、CDでは再生できない音がレコードには入ってるんですよね。
やはり、雑音が入ろうがノイズがあろうが、LPとは音が違います。
まともなアナログ再生用のシステムがあれば・・・・・・って、前提がつきますけどね。

 また、世界の一流アーティストと呼ばれてる皆様の録音はほとんどが50〜70年代の アナログ録音ですし、そんな音質の良いレコード盤さえあれば、わざわざ SACD等にリマスタリングされたものを入手しなくても十分です。
BGM的に聴くならデジタル音源の方が便利ではありますが・・・・・・・

 そんな訳・・・・・ってどんな訳なんだか・・・・・・・で、超高価なデジタル再生装置一式や、   SACDとかの最新デジタルメディアに変換された音楽ソフトを買い揃えるには、もうすでに 時間とお金が足りない年寄りとなってしまった自分でもありますので、ここは的を絞って、 現在所持してる数多くのLPを聴きなおした方が良いんじゃないかとの結論に達しました。
まあそのために、ギターで言えばD−28の親戚みたいな型番ですが、 レコードをより良い音で聴けるんじゃないかと、 C−27というフォノイコライザーを入手することにしました。BR>
 世界の一流と呼ばれてるアーティストの録音は、ほとんどが50〜70年代の アナログ録音ですし、その年代の音質の良いレコード盤さえあれば、わざわざ SACD等にリマスタリングされたものを入手しなくても十分でしょう。
BGM的に聴くならデジタル音源の方が便利ではありますが・・・・・・・

 80年代以降のデジタル録音となれば、あえてアナログレコードとするよりも、 それを収録したデジタルメディアがCDフォーマットを上回るのであれば、そちらの方に 長があるのはあきらかでしょう。
わざわざ機械的なレコードにしたところで、録音されたマスター以上の 品質にはなりませんからね。

 つまり・・・・・現行のCDフォーマットではもう限界であり、古き良きアナログレコードの 音質を上回ることはできない。
それを打開するには、より高度な方式のデジタル再生装置とそれ用にフォーマットを合わせた ソフトが必要であるが、過去の名盤と呼ばれてる多大なる作品にまで遡ってソフトとして 収集するには、あまりにも膨大であり費用も日数もかかるでしょう。
だったら、今、数多く持ってるLPを聴き直した方が全然よくて、結果として安価で済む。
80年代以降のデジタル録音された演奏なら、SACDでも購入すれば十分である。
・・・・・・・という私的結論に達した!・・・・・ということですかね。v(^o^ )


2009.12.28 記


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