焙煎の境界


 永いことコーヒー豆を自家焙煎して飲んでますが・・・・・・

 毎回毎回、焙煎を終了するにあたり、どこまでの焙煎度合いで停めるか悩みます。

 おおよその範囲として、酸味が特徴の豆はシティ・ロースト、苦味が特徴の豆は フルシティ・ローストと決めているのですが、実際に焙煎を終了させるときの タイミングは、過去の経験値の累積とその場での感によって決める、都度の 一発勝負となってます。(-_-;)

 コーヒー豆を焼いていると、焙煎が進むにつれて途中で2回ほど豆がはじけます。
1回目を1ハゼ、2回目を2ハゼと呼んでます。

 決め手となるのは2ハゼの音、この2ハゼが始まってから、どこまで許容するか によって、焙煎度合いが大きく異なってしまうのです。

 シティ・ローストの場合は2ハゼが始まってすぐのところ、フルシティ・ローストでは 2ハゼがピークを迎えたところ・・・・・って決めてはいますが、実際に2ハゼが 始まると、何を持って始まってすぐというのか、どこがピークなのか判断がわからなく なっちゃいます。
うかうかしてると、2ハゼが終わりに近いところまで進んでしまってフレンチローストに なってしまったり、停めるのが早すぎて、ハイロースト止まりだったりすることも よくありました。(XoX) アウッ!
タイムマシンで時間を戻したり進めたりはできません。
2ハゼの音が始まった瞬間に、変に神経質になって、ベストなタイミングがわからなく なっちゃうんですよね。

 さすがに30年近く焙煎を経験してるので、何回焼いても同じ焙煎加減程度に揃えられるようには なりましたが、今回はちょっと浅めのシティローストで・・・・とか、フルシティでもやや浅めの 加減で・・・・と豆によって変化をつけようとすると、加減が微妙に変化してきますので、また悩み 出します。(^_^;)
確かに最近は、深炒りして良い味が出せる豆がなくなってきてるので、気持ち浅目に 仕上げた方が無難なようではありますが・・・・・


コーヒー豆の自家焙煎、やってみると深いですな〜 (⌒_⌒; タラタラ。


2010.3.16 記


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