私見ですが・・・・


 友人宛に書いたメール、あとで読み直してみたら内容として面白く感じましたので、 化学物質過敏症に関するコラムとして、加筆訂正してここにも記しておきましょう。
我ながら、本当に思いつくままの言いたい放題で書いてますよね。f(^^;) ポリポリ




 以下、まったくの私見ですが、ご参考までにお伝えします。
コンセンサスが取れてる訳ではございませんので、ご承知置きください。
信じるものは騙されますから・・・・・(°_。)ズリ


 基本として、有害化学物質により神経が侵されるのが化学物質過敏症という病ですが、 神経の壊れ方としては二通りしかなくて、活発になる(暴走する)か、停止気味になるか のいずれかです。
電子部品の中にトランジスタという半導体パーツがあり、電子回路の中で電気信号を 伝播したり増幅する役目を果たしてますが、これを神経伝達と仮定して考えると、 部品の最終的な壊れ方としてはまったく同じであって、絶縁するか短絡(ショート)するかに なります。
中間位置ではときどき動作しなくなるとか、温度変化によって動作状況が変わるのもあり、 まさに神経の伝播として考えれば故障動作が一致します。


 人の神経自体は、体内では系統的にいくつにも分かれていて非常に種類が多く、故障を 起こすにしても、すべてが同じ方向に暴走する、もしくは停止するかではなくて、一部は暴走、 一部は停止と、系統別にそれぞれで異なります。
また、ある時から、神経レベルでの症状のチェンジも始まって、それまで停止していたものが暴走を 始めたり、暴走していたものが停止したりしますから、それまで自分にはOKだった化学物質でも反応 してしまってダメになったりと、無制限の病状パターンが現れて来るのでしょう。

 全身の神経においてこんな病状が現れるわけですから、病気の症状としては何でも有りに なってしまいます。 躁鬱ももちろん該当しますよね。
感情を掌る神経が過敏側に壊れれば躁鬱の躁で、多動傾向にあり収集がつきません、逆に停止側に壊れれば鬱になって動けなくなります。
思考もそれに伴って変化しますから、わずかな外的ストレスからでも過敏なほど反応を示す ようにもなり、鬱なら自殺を、躁なら、誰でもよかったなどと無差別殺人に走ったりもします。

 脳神経が壊れるか、自律神経が壊れるか、副交感神経が壊れるかでも違ってくるところへ、 それらの複合まであるわけですから始末に終えません。

 これらの症状を薬でコントロールしようとするのが心療内科の治療方針であり、 効果として収束方向にまとまってくれれば良いのですが、薬の副作用や、 薬に対する体の耐性、分量による効き加減等で、次の暴走や停止を生み出しやすくも なってしまいます。
言い換えれば、向精神薬等の『薬が切れない症状』にもなりえます。

 自分の場合、現在のところ、ネオニコチノイド系農薬に心臓の筋肉をコントロールする神経系統が 敏感に反応するようで、不整脈や動悸、高血圧が症状となってます。

 おそらく、過敏と意識することなく、症状が現れてる方も、沢山いらっしゃると思いますよ。 多くのお医者さんがバイブルとして活用してる旧態依然とした医療マニュアルでは、化学物質 過敏症であるとは判断がつかないでしょう。

 化学物質からの影響、わかりやすいところでは、眼球のコントロールに出やすいようです。
眼球自体が空気と触れる露出した体の部品であるので、空気からの有害物質を直接取り込みやすい のでしょう、結果として眼球をコントロールする筋肉に真っ先に影響が現れて、目がチカチカするとか、 視点がさだまらない、視力が低下するなどの症状から出てくるのではないでしょうか。
化学物質過敏症の草分け的な大家であるT先生、眼科の医者であることから、この病の解明に つながったのだと思われます。


2010.3.12 記


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