オリジナル曲で自慰行為?


 すべての方がそうであるわけじゃありませんが・・・・・・
  ライブでやたらと自作曲に偏重して演奏される、プロ級の演奏能力も持たない素人の方、 単なる自画自賛になってないでしょうか?
オリジナリティというのは確かに大事ですが、それ以前に聴けるだけの『音楽』にも なってないような楽曲を、客席で延々と聴かされるのはたまったものではありません。
本人は演奏して、あるいは歌ってと、発表の場を持つことで気持ち良いのかも しれませんが、心の琴線や魂に響くことの無い、自己満足だけの幼稚な楽曲や作詞の世界、 聞く気も無いのに勝手に耳に入ってきて、気持ち悪くなってしまいます。

 相当に昔の出来事ですが、地元でのサークル活動、そこにフォーク村があって 自分も所属してたことがありました。今だから言えます(~-~;)ヾ(-_-;) が、同級生の友人、つまり 同じ学年でもあった村長さん、詩を書くことが好きらしく、その系列の同人誌によく 投稿しては数ヶ月に1回くらい、入選して掲載されることもあったようです。
そしてご本人は吉田拓郎のファンでもあり、オリジナル偏重主義を唱えてました。
しかしながら、ギターの腕前も歌唱力も、人前で演奏するには『聞ける』という レベルには程遠いものがあり、どの作品を聞いても同じように聴こえてしまいます。
そんな彼が地元を離れて都内へ就職するということで、送迎会を開催する事が決まり、 村長さんのワンマンステージも、最後の発表の場として設けてみました。
延々と気持ち良さそうにステージを勧める村長さん、しかし、客席は全員下を向いて、 歌詞を眺めながら、まるでお通夜の席でお経を聴いてるかのようです。
おそらくほとんどの方が、「早く終わらないかな・・・・・・」とひたすら我慢をして 聴いてたんじゃないかと思えました。
村長さんの夢は、いつかは武道館でワンマンコンサートでしたが・・・・・・・( ̄O ̄;)
自信満々の彼ですが、井の中のカワズと言いましょうか、世間の常識や自分の能力を 知らないと申しましょうか、今の表現で例えるなら『完璧なKYくん』だったでしょうか。(><;)

 今の時代、自分の演奏を動画サイトに投稿して、誰でも発表する事が出来ます。
もしそれが本当に素晴らしい作品なら、アクセス数がすべてを物語るでしょうね。
動画サイトにアップして一定期間以上が経過して、それでもアクセス数が増えて行か ないなら、ただの自己満足作品に過ぎないってことなのかもしれません。
そんな作品をライブで強制的に聴かされるのは、本人にとっては自慰行為で 気持ち良いのかもしれないけど、聴かされる方にとっては大きな迷惑でしかありません。
判りやすく例えるとしたら、アーティストが作品を持ってきて、担当ディレクターの前で 披露したところ、その道の専門家でもあるディレクターから、『ボツ!』と却下されるような 作品であったってことですよね。

 ワンマンライブなら誰も観に行かなければそれで済みますが、何組かの主演者がいて 順番でライブを行う場合、目的である演奏者の前に、そんな自慰的な演奏者が居ても、 実生活では早送りできませんので、我慢して最後まで聴いていなければなりません。
本人はとても気持ち良さそうにライブを行ってるんですけどね。
そんな方、やはり村長さんのようにKYな性質なのでしょうかねぇ?


 予断ではありますが・・・、村長さんに誘われて聞きに行った3流フォークシンガーのライブ、 村長さんに車で乗せて行ってもらって、途中で合流して車に乗り込んできた女性、 その時が初めてのご対面でしたが・・・・、家内でもある前様でした。f(^^;) ポリポリ


2011.5.6 記


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