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ネコそれぞれ

　長いことネコを飼ってますが・・・・、先代家主の天才ラッキーくんが元気だった時代と、現在の家主代理チャッピーくん以降では、ネコの飼い方が大きく違ってきています。
ラッキーくんの後にやってきたハッピーちゃんまでは、子猫の頃は室内飼いで、１歳を過ぎた頃からの外出は自由でした、ネコ専用の出入り口扉もあったりします。
つまり、飼い猫と言えど屋外への外出は自由でした。
自由ゆえに危険も伴いますから、出かけたまま若くして帰ってこないネコも何匹もおりました。ハッピーちゃんもそうでしたね、避妊手術してわずか数ヵ月には帰って来なくなっちゃいました。
メス猫だったので。それなりに経費がかかったのですが・・・・・（ToT）

　子猫の頃は屋内にセットした専用のトイレ＆砂で用を足してますが、外出するようになると、ある日突然に、屋内のトイレはまったく使わなくなります。
おそらく庭先で済ませてると思えますが、そちらの方が開放的で気持ちが良いのでしょうか？
以前に、外でケンカをしたのか怪我をしたネコが居て、獣医に診て頂いて治療中なので外に出さないようにしていましたが、屋内に用意したネコトイレは使うことがなく、ソファーの上でウ●コされちゃいました。
ケージにでも入れておけばまた違ったかもしれませんが、屋外に慣れたネコは室内に閉じ込められてのトイレの使用は嫌うようでございます。

　屋外への外出自由で長く飼えるネコは賢い猫だけでしょうか、天才ラッキーくんが１４年、その先代のクロちゃんが１２年、交通事故に会うことも無く天寿を全うしましたが、どちらも相当に賢いニャンコでした。
比較すると、ラッキーくんが１０歳になった２００６年に子猫でやってきたチャッピーくん、とてもおバカで、外出自由にすると、すぐ事故に会って帰って来なくなりそうでしたので、室内飼することにしました。
室内といってもトータルで５０畳はあるフロアーなので、運動不足やフラストレーションが溜まることはないであろうということで、初めての試みです。
最初の頃は、冒険心から隙を見つけて屋外に脱走してしまい、都度回収に苦労させられましたが、家の中が自分の縄張りである意識は芽生えてる様で、ガラス戸越に他所の猫を見かけたりすると唸りますし、内弁慶でケンカ腰の大騒ぎになることもあります。

　そんなチャッピーくんが１歳を過ぎた２００７年の１１月、息子どんが小学校の帰りに子猫を抱えて帰ってきました。なんとなく不細工で可愛くないルックスで、我が家の飼いネコの特徴である真っ直ぐな尻尾ではありませんし、態度も偉そうです。
拾ってきたものを捨てるわけにもいかず、そのまま飼うことに・・・・、その偉そうな雰囲気はもーれつア太郎に出てくるココロのおボスみたいだったので、ボスと名づけられました。
こやつも賢いネコではなさそうなので、チャッピーくんと一緒に室内飼いです。
１歳違いの若いネコ同士、傍目には兄弟に見えるところもあって、最初こそお互いにアラシを吹いて警戒してましたが、すぐにじゃれ合って仲良くなっていきました。

　チャッピーくんもボスくんも♂の子で、どちらも生後１年くらいで去勢手術を受けさせ、フケることのない穏やかな飼いネコになるはずでしたが・・・・・、ボスくんはちょっと曲が悪かったようです。キャットフードしか与えてないのですが、食物アレルギーなのか、１歳を過ぎたあたりから皮膚病のような症状が増えていって、年がら年中落着きが無い様子、ある日、息子どんのジャンパーが床に置いてあると、その上に乗ってオシッコをシャー・・・・・・っと！
以後、その悪癖はどんどん悪くなって、所かまわず布の上でシッコするようになってしまいました。子供用のハンカチなどがハンガーポケットに入れてあるのですが、わざわざそれを床に落として、その上でシッコしちゃたり・・・・、スーパーのレジ袋が収納してある、紙袋の上に乗ってもされちゃいましたし、石のアクセサリー素材がビニール袋に入ってカゴの中に入れてあったのですが、その上でもシャー・・・・て！<(T◇T)>わぁああああ！
布製のバッグが壁から掛けてあると、それを床に落として粗相をされるので、家の中がシッコ臭くなって、たまったものではありません。。・°°・(;>_<;)・°°・。
大震災があった時期に脱走してしばらく家出してましたが、それを機会に外で飼う事になりました。

　その頃チャッピーくんはチャッピーくんで、太りすぎから膀胱炎を発症してしまい、こちらはオシッコが出なくて苦しがってます。足して２で割れれば丁度良いのですがそうも行かず、保険の利かない獣医診療で福沢さんが何人も出て行きました。（ToT）

　ボスくんを外飼いして数ヶ月、見慣れない子猫が一緒に餌を食べに来ていました。
スラッとした三毛猫で尻尾は長く真っ直ぐ、三毛は三毛でもトラ縞の三毛ネコです。
ボスくんは去勢してますから問題はありませんが、メスネコが家の近くで子供を産んで繁殖しても困りますので保護することに！
最初は逃げてましたが、餌を与えるうちに徐々に警戒が弱まり、いざチャンスと思って捕まえようとしたら、メチャクチャ引っ掻かれました。~(>_<。)＼イタタ
子猫とはいえ油断はできません。
再度日数をかけて、徐々に慣らしながら家の中へセットしたケージに誘い込み、無事に保護できました。少し馴染んだ数日後にお風呂に入れましたが、ウ●コする、シッコする、引っ掻かれる、噛み付かれる出とても大変な状況でしたし、その後しばらくは、ヒトを見ると逃げ回りでした。
そんなサントラちゃん、昨年の１１月に無事に去勢手術を終えて、いまではすっかり室内ネコになっております。

　外ネコになったボスくん、冬場をどうしようかと検討した結果、衣装ケースをネコ小屋としてＥＭショップのポーチ上に設置しました。
長手方向の壁面に出入り口用の穴を開けて、中にはダンボールを敷いてネコベッドと布キレを入れ、冬場はペットボトルにお湯を入れた湯タンポを布で包み、１日に２回交換して寒さをしのいでもらいましたが、どうやら無事に冬が越せた様子です。
衣装ケースの上には、風で吹き飛ばされないようにペットボトルが５本、水を入れて重石としておいてあります。

　家の中にはチャッピーくんとサントラちゃん、外にはボスくんと３匹飼ってますが、ボスくん、屋外での生活が生にあってるのか、皮膚病もなくなり元気に育ってる様子、どうやらこれで当分は落ち着きそうです。

２０１２．４．２３　記

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