ルールの遵守


 世の中には、法律とかマニュアルとか、俗に『ルール』という言葉で括られる 人が作りし決まり事が存在してて、それを守ることによってその社会が成り立ってる 部分もあります。
ただ、悲しいかな、あくまでも人が作ったもの、時代の流れと言う経年変化の影響により、 昔からあるものが常に絶対的に正しくて現在でも適用できるとは限らないし、 新しいからといって、すべてを満足できてる保障もなくて、すべての人が賛同 できる内容のものであるとも限りません。
それがルールというものなので、守らないと法的拘束力の影響を受けるとか、 人としての道に外れてるものでなければ、必ずしも遵守すべき必要もないだろうと 自分は考えておりましたが、先日、SNSを介しての友人・知人との会話で、 人によってルールに対する解釈が全然違うということを体験しましたので、 改めてここに記しておきたいと思います。

 以下はそんな話題に対するコメントから、個人が特定できる部分を削除し、 要点のみを抜粋の上、判りやすくするために多少加筆しての掲載です。
もちろんご本人様より許可を得ることの無い無断掲載ですが・・・(°0°)ヾ(-_-;)オイオイ




 必用だとか、重要な性質のものならわかるけど、なぜ皆、意味の無い『形だけのマニュアル』に 従って行動してるんだろ? バカみたい! 
一例として・・・⇒ 室内で、地震が治まってからヘルメットを被りだすとか・・・、 地震が群発してるわけじゃないのに!


 車が全くこないのに、歩行者用赤信号で止まってるヒトとかもですかね。


 インフルエンザで誰かが休んだ部署では、マスクをして仕事しろ・・・・とか。


 世の中にはルールが無いと行動できない人と、ルールを守ることが正しいと思っている人と、 ルールが無いと何をしても構わないと思っている人と、問題の本質を見抜いて自分で考えて 行動できる人と、問題の本質も分からないくせに役に立たないルールを作る人がいると思います。


 アスペルガー障害を持ってる人は皆そうですよ。
「赤信号では止まる」は「法律で定められたルール」ですから。
基本的に他人に対しても自分に対しても「ルール厳守」が鉄則ですが、理由は簡単で、ルールを 守らない→例外を認めると心理的に不安になるからです。
1+1は、いついかなる場合でも2でなければならないのです。


 ルールを守らないと不安だという理由で(ルールを守ると安心だという理由で)、ルールを厳守する 人もいます。
そのルールが正しいか間違っているかは関係ありません。


 組織におけるガイドラインとかマニュアルというものは少し観点が異なります。
これらは外部に向けてのリスクマネジメントであり換言すれば「組織防衛のための言い訳」です。
内容がいいの悪いのという問題ではなく、「うちはいつも○○について注意を払って対応策を たてていますよ」というポーズです。


 外部に向けてのポーズって、これほどバカらしいこともないですね。 カッコつけるのに 一生懸命だから本質が抜けて来るんですけど・・。



2012.5.1 記


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