素人カメラマン変遷


 2007年の9月16日、齢52歳になるちょっと前に、デジタル一眼レフカメラ なるものを初めて入手しました。
機種はニコンのD40x、18〜55mmの標準ズームと、55〜200mmの望遠付きの ダブルズームキットで、予備のバッテリーとフィルターを合わせて、¥91000にて 入手したとの記録が残ってます。
デジタル一眼レフの入門用カメラですね。
まあ最初はそんなものでしょうけど、購入した段階では、18〜55mmとか、F3.4〜5.6と 表示されてる数値の意味、まったく知りませんでした。なにしろカメラは禁断の趣味と してそれまで避けてたので、知識として深く掘り下げたことは無いのです。
もちろん構図とか、撮影テクニックなんてものも皆無で、その頃までデジカメについては、 被写体をセンターに捉えて、カメラ任せのプログラムAEとオートフォーカスで、 ただシャッターを押すだけの撮影でした。
デジカメゆえに、現像とかプリントで費用が掛かりませんから、好きなだけシャッターを 押して可能な限りにたくさん写せば、100枚に1〜2枚くらいは自分にとってまあまあ満足できる画像が 撮れてますから不便は感じませんでしたが・・・・・、アクセサリー小物とかを撮影してみると、 コンパクトデジカメではどうしても限界を感じてしまって、思い腰を上げて一眼レフを 導入した次第であります。
ニコンを選んだのは、昔会社で使ってたフィルムカメラがニコンの一眼レフでして、コンパクト カメラで撮った写真と比較すると、それなりに綺麗に写ってた記憶があったからです。
かくして50の手習い?、デジタル一眼レフカメラを手にして、いろいろと撮りはじめましたが、 幸いにも友人にカメラに詳しい方が多くいらして、あれこれ教わりながら、時にはほーかされて、 テキトーに撮影しておりましたが、まず付属してきた標準ズームレンズに不満を感じ始めました。
18mm〜という焦点距離、35mmカメラに換算すると27mmであって、これでは被写体がファインダーに 入りきらない場合が多いということを学習しました。もちろんAPC-Sサイズ、ニコンで言うDXフォーマット なんてものがあるなんて、やっと知った次第ですが・・・・。(^。^;) ハテハテ?

 そもそも一眼レフカメラって、必用に応じてレンズを換えて写せるカメラです。
入手したのは入門用の一番安いタイプ、それに付随してくるレンズキットは、とりあえず 一眼レフとして写せれば良いや!・・・・ってレベルであることは、その販売価格からも あきらかでしょう。中国製の付属品レンズキットからは、高級感といものは微塵も感じられません。
カタログを見れば、同じような焦点距離を持つレンズでも、ピンからキリまであって、 お値段にも雲泥の差があります。見た目にレンズの口径も全然違いますしね。

 なので翌年の春、正確には2008年の3月20日、16−85mmという標準ズームレンズを、 ネット通販で注文して入手しました。付属のレンズキットと比べると、一回り大きくて重たいです。
価格もカメラボディ本体より高価でしたしぃ〜。f(^^;) ポリポリ
D40xにこのレンズを装着した感じは、自分なりのイメージで例えてみると、第二次大戦で使われた アメリカ軍のM4シャーマンに、エンジンを載せ替えて、当時は最新鋭の105mm砲を取り付けた、 イスラエル軍のスーパーシャーマンですかね。
16mmという数値は35mm換算で24mm、これなら自宅の室内全景が写せますし、レンズの 差もあるのか、以前より綺麗に写る感じです。
が、絞り開放値がF3.5と明るいものではないので、照明の明るくない室内で手持ち撮影するには、 ちと辛いのもわかりました。料理を撮影するのにストロボなんか使い無くないし・・・・・
そこでまたまた更なる深みにはまり、2009年10月31日、またもやネット通販で注文して、 35mm、F1.7の単焦点レンズを買ってしまいました。(^〜^;)ゞ イヤァ〜
これは安くてお得なレンズであると思います、電球程度の明かりの元で容易に料理が撮影できますし、 ボケ味も実によく出せるようになりました。やはりレンズは必用に応じて、揃えないと ダメなのね〜。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ

 元プロカメラマンである友人から、撮りたいモノを画面の中央に持ってきてはいけない、 必要の無いものは隠せ、ボカせと教えをいただき、撮影の修行に励むこと3年、選べる 焦点ポイントが3箇所しかないD40xでは、撮影にあたっての限界を感じはじめて・・・・
さらに新しいカメラでは、一眼レフでも動画が取れるようになってるそうで・・・・・
そろそろ2台目を検討してる初心者から発展したシニア向けに、それまでのレンズがそのまま使える、 ニコンDXフォーマットでの中級機が新発売になって・・・・
3月にPCが壊れたところで、HDDとOSを交換して準備も整ったところで・・・・・
4年目を過ぎた10月、新たにD7000のボディを入手しました。
しかも、F2.8 17〜70mmというタムロンの明るい標準ズームも一緒に!(゜O゜) ヾ(-_-;) オイオイ

 これで一眼レフカメラが2台になって、レンズも最低限ではありますが、それなりに 数本所持したので、デジカメ2台での使い分けが出来るかと思いきや、D40xはまったく使わなく なりました。
素人ですから、2台を同時に使うなんてことは無いのですね。2台持ち歩くのも大変です、 その使い勝手から、何か撮ろうかと思ったらD7000を手に取っちゃいます。
勤務先には一台で35〜450mmで写せるコンパクトデジカメを持ってきてありますし、 中学生の長男では一眼レフはまだ使いこなせません、成長を待ってる間に十分に 時代遅れの機器になるのは目に見えてるし・・・・・、ちまちまとオークションで売るのも 馬鹿らしい感じです。
他にも小型のコンデジが1台ありますので、緊急用のスペアーは何とかなるし、 カメラが何台もあっても、それぞれ専用の電池が管理しきれません。
なので、カメラが欲しいとブログでつぶやいた友人が丁度居りましたので、本日そこへ 里子に出しました。5年弱で約7000程度の写真を撮りましたが、D40xよ、ありがとうです。

 プロカメラマンでもないのに、デジタルカメラを20台以上も所有してて、その機種やら 持ってるレンズ等の型式を全部ブログに列記してあるのをどこかで見かけましたが、 ブログ主さんは、全てのカメラをちゃんと使えているのでしょうかねぇ?
デジタルカメラは、時代の先端に位置する家電製品ですから、骨董としての価値の残る 古典的なフィルムカメラと違って、数年でその価値は失われます。
正常に作動できるうちに、道具として使い切るのがデジカメの宿命であるように感じてますわ。


2012.5.29 記


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