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ひ弱な巨人

　この４月から高校生になる息子どん、身長は１８２ｃｍと父であるアタシよりすでに４ｃｍも高く、学生服を作るにあたり採寸したら、股下が８２ｃｍと、こちらでも親を超えて脚が長いのです。
しかし・・・・、図体はデカいけど体力はなくて、懸垂が１回しかできません。
パワーとしては、毎日１０回懸垂してるアラカンの親父より、まだまだ劣ってるようでございます。
さらに・・・・・、化学物質過敏症、この影響が相当に大きくて、気化したワックス成分や除草剤、合成香料の臭気には特に弱くて、買い物でデパートなどに連れて行くとヘロヘロになっちゃいます。
ＣＳ（化学物質過敏症）の発症のきっかけが、通学路の傍にある線路に撒かれた除草剤ってのもあるのでしょうね、有機リン系には特に反応してしまうみたいです。
そんな汚れた空気を吸い込んでしまうと、鬱気味の症状の時は、本人曰く、記憶が飛んだり、まったく覚えられなくなったりして、何もやる気が起きなくて、思考力と集中力も低下してしまい、クタッとして寝たまま・・・・・、場合によっては１２時間以上寝てることも多々ありますので、ＣＳの症状で動けないかと思いきや、症状が反対側の躁状態に振れると、多動になってしまって、じっとしていられない状態になり、目的も無く自転車に乗ってフラフラと走り回ったりもします。
この辺の症状を理解してないと、単なる発達障害やＡＤＨＤで片づけられちゃうのでしょうね。
いずれにしても、汚れた空気に接すると鼻血が出る場合が多くなって、精神的に自制できなくなるのも、最近は自分でわかるようです。
以前は学校で、石になって固まってしまうこともよくありましたが、最近はそこまで達しないうちに、自身で回避行動をとれるように成長してきた様子、ちょっとだけ安心ですね。

　学校では石油ストーブの排気ガスや、先生や友人たちの衣類から発生してる柔軟仕上げ剤臭、冬場は寒い故に換気で窓を開ける事が少なくて、そんな臭気で毎日のようにノックアウトされて帰宅してました。
しかしながら・・・・、そんなヘロヘロ状態であっても、風邪をひいたり、病気で寝込むようなことはほとんど無くて、インフルエンザも予防接種を受ける事なく、学校で流行っていても罹患することは皆無でした。
これはウチの家族の特徴ですが、普段から合成洗剤や合成香料の類を、身の回りから一切排除して生活するようになってるので、それぞれの免疫力が高いようです、自分の場合、花粉症も相当に改善してきました。
くしゃみや鼻水が出ることはありますが、以前のように無限のループに陥ることは無くなったので、とても楽であります。

　巨大化した息子どんがあそこまで酷い症状に陥る合成化学物質、今現在健康で何の症状も出てない方達も、柔軟仕上げ剤などを使い続けていると、やがては、ある日急にドカンと症状を発症するようになっちゃうんですかねぇ？。
その時は手遅れでしょうけど・・・・・？。

２０１４．３．１８　記

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