講師役
お仕事で講習会の講師をやることがよくあります。
そもそも口下手なのに、人前でしゃべって物事を教えるなんて・・・・、
当初は、そんなことは自分には不向きで、上手く教えるなんて
出来ないんじゃないかなと不安だらけでしたが、かれこれ30年も
こなしてるとなんとかなってくるものですね。
入社して1年も経たないうちから、全国を回っての講師役、専門家として
見られていたからなのでしょう。そもそも頭の中は理数的ですから、
けっこう明確に主語述語の関連付けのみで理論を話してます。
ウィットの効いた冗談を交えるタイプではなくて、明確に主題のみを
何度も繰り返して、例を代えて説明する話し方なので、興味を持って
聴かれる方にはわかりやすいようで理解される様子ですが、興味が
ない方は理解のシャッターを下ろしてしまって、ただ単に眠くなる
説明方法の様です。
来週の月曜日と火曜日は、またもや一人で講師役、丸一日一人で
しゃべり続けるってけっこう喉に来ます。
簡単な知識確認のテストから初めて、その答え合わせの中で、いろいろ
な説明を加えて講習に持って行きます。オームの法則と電力の計算式、
W=I×I×R から、接触抵抗の増大が影響して大電流では
火災が発生するという電気火災の原理を説明したり、ダイオードの
導通チェックではアナログテスターとデジタルテスターでは逆に
なることを教えたり、100ボルトコンセントの2つの差込口、どちらが
アース側になるのかをテスターを使って探る方法を教えたりしてます。
バッテリーの容量についても話してますね、サルフェーションとかも!?
現物のリレーを各種見てもらって、その端子配列と機能を説明して、コイルと
接点の違いを理解していただくのですが、これがけっこう大変、
区別がつかなくなって、ここで躓いてしまう方が非常に多いですね。
その後は油圧機器の説明を行ったり、電気回路図や油圧回路図の
読み方を教えていきます。
一通りの講習が終れば、電気・油圧回路図が読めるようになって、
実際の機械修理ができるようになるハズなのですが、そうは簡単には
いかないのが世の常ですな。
練習用のサーキットボードで、簡単な電気回路を見ながらリレーの
シーケンス回路を組み立ててもらうのですが、出来る方と出来ない方で
けっこう差がついたりしてます。まあこればかりは、場数を踏んで
個人として理解していかないとどうにもならんのでしょうね。
そんな月曜日の講師役が終ると、夕方から地元の市民プラザにおいて
市主催のセミナー講座があって、今度は講師役から講習を受ける側に変身して
フォークギター講座を受けてきます。
習い事、子供の頃に通ったそろばん塾以外に習ったものはありませんし、
自分のギターは全部独学で、初心者に教えたことはあっても何一つ
教わったことはないし、本当に正しく学んでいるのかどうか?
まあ、そんな決まりごとがないのが最近のギター奏法かもしれません
が・・・?
講師から生徒への変身、お初ゆえに楽しみだったりします。
毎回違うギターを持参して行きましょうかねぇ。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ
さて、このコラムも今回で700話ですって!
最近は手抜きが多いようですが、よくもまあ続けてるものです。
はたして1000回まで続けられるか? 自分でもお楽しみですね。
2014.8.18 記
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >