確執?


 自分の父親のことを、SNSでクソジジイと言い切る輩は少ないで あろうけど・・・。
しかし60年一緒に暮らしていて、やはりクソジジイ以外の何モノでもない 実の親父なのであります。
幼い子供の頃から、親父に教えてもらったこと、自分の記憶の中では 皆無であって、勉強なんてのは何一つ面倒見てもらったことはないし、 一緒に遊んだという記憶もありません、もちろん人生の進路指導なんて 会話の類は一言もなかったと、いくら記憶を探しても何も出てこないの です。

 実家は地元では老舗に当たるレストラン、父親は婿養子でした。
料理のセンスは無いらしく、出前配達と帳簿付けの仕事しかさせてもらえず、 レストランの社長と言われても、実際には付け合せを拵える以外の調理 仕事はしておりません。
それでも昔ながらの地元の飲食店組合、ちょうどいい小間使いとして 副組合長の称号をもらって、店休日の水曜日にはよく飲み会に出かけて ましたっけ。中学生の頃、水曜日の深夜にべろんべろんに酔っぱらって帰ってきた 姿は情けなかったです。普段から婿養子として抑圧されてたのか、 酔っぱらうと大トラに変身して、大風呂敷を広げるタイプでもあります。
大トラになると、すべて自分が正しくて、周りが悪いとえばりくさる、そんな親父 でした。

 自分が24歳の時に、父と兄の名義でレストランとしての家を建てました。
最初の1年半、無給で手伝いましたが、次男であり後継ぎではないので家を出て 、近所のアパートに住んで会社勤めとなりました。
しかしながら父と兄のやる事、しっかりした経営方針も無く、ろくなマーケット リサーチもせずに新店舗を開業したので、やがて経営に行き詰ります。
その段階で家と土地を処分して借金を返せばそこで終わったのですが、 判断力もないお二人さん、業者に支払いをせず、親せきにローン返済の借金を重ねて 行きます。近所に住んでた我が家にも父親が借金に来ましたっけ、その時に 貸した¥70000、金を預かったらイソイソと帰って行った父親でした。
やがて兄夫婦が借金と心臓病の母親を見捨てて家を出て行って・・・・・。
当然、住宅ローンの返済も行き詰ってますので、銀行が差押えの行動を 起こす直前に、町会議員である前様親父の働きで、負担付贈与という形式で、 夫婦して家と借金と飼い猫を引き継いだのであります、20代以降半で 2500万円の借金を背負いました。

 そんな理由で前様名義の家になってるわけですが、クソジジイが言うには 自分で建てた家であり、次男の嫁が乗っ取っただそうな。
やがて母親が亡くなり、長い年月が経過して楽隠居してるクソジジイ、 老人会に出席して、しこたま飲んで送り届けられてきましたが、酩酊 状態であります。80kg強もある巨体をなんとか家の中に収納したら トイレに行くと言いだし、トイレに入ったらふらついて配水管をつかんで 破損させ、水浸しにしてくれます。
なんとか水を止めなければなりませんが、しゃがみこんだ重たいクソジジイが 邪魔で止水栓まで届きません。「水を止めるからトイレを出て〜」と告げても、 大トラになってて偉そうに講釈を垂れるだけで退こうともせず・・・、その間 水は流れっぱなし、強制的に移動させようとしても重たくて動かせず・・・。
仕方なく、屋外にある給水栓を回して家全体で断水させて、その場をしのぎ ましたっけ。翌朝クソジジイにその話をすると、何も覚えてないって・・・・。

 口では何でもできると偉そうに語るクソジジイですが、実際には何も できません。しかし、元レストランのご主人という肩書から、その言葉を 信じ込む方も多くいらっしゃいます。デイ・サービスに通うようになって、 そこでの昼食の味付けに専門家であるかのようにダメ出しをしてるとか?。
前様がレストラン時代は出前配達と帳簿付けしかさせてもらって無かった と説明すると、話を聞いた担当者さん、目が点になってたそうな。
生粋の虚言壁から偉そうに語ってる様子、クソジジイの一方的な言い分を まとめてみると、自分が建てた家であるが次男の嫁に乗っ取られた。
脚が痛くて満足に歩けないのに、息子夫婦は自分のことを大事してくれず、 日々イジメを受けている。
デイ・サービスの担当者の誘導尋問に乗って、階段の上がり降りが大変なので 1階で暮らしたいが、息子夫婦がそうさせてくれない・・・・だそうな。
先日前様が、「デイ・サービスで1階で暮らしたいって言ったんだって!?」 と尋ねたら、「そんなことは言ったことがねえ!」と答えてましたっけ。
虚言妄想のクソジジイであるのだけは、今も確かであります。
なお、クソジジイが脚が痛くて歩けないのは、老化により関節の軟骨が すり減って無くなってる上に、現在の90kgという体重から負荷が 掛かり、当然ながら痛いのあって、医者に掛かったところで治るものでは 無いのです。文句言うならダイエットしなさいであります。
前様曰く
デイ・サービスでも、職員を下に見て、あれこれやらせている様子。権力者には トコトンおべっかつかってゴマすりし、弱者には横柄な態度を取る義父みたいな人、 好かんです。

 クソジジイのこの卑怯な性格、もう変わることはないでせうな。
飲食店組合で衛生指導を行ってましたが、見てる限り衛生観念というものは 存在しておりません、自分の食べ残しのお汁を、共有してる鍋に戻すなど、 気を許してるとどんな汚いことをしてるか、わかったものではありません。
自分にとっての一生モノの反面教師であります。


2016.2.23 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >