WMPの騙し方


 ウインドウズ・メディア・プレーヤー(以下・WMPと表記)を利用して DLNAからネットワーク・プレーヤーで音楽を再生して楽しんでるけど、 WMPに音楽を取り込む時に、CDから読み込んで登録するなら、CDデーター ベース上で該当作品にヒットする確率も以前よりかなり向上してきたので問題は 無くて、最悪該当がない場合でも、読み込み時のファイルに手動で入力してから 取り込めば済むので何とかなるけど、デジタルレコーダーで録音された 楽曲の場合、NASサーバーに登録してWMPで見ると、不明のアーティストに 勝手に入れられてしまって、意図していない他の楽曲と混ざっちゃってて、 音楽ファイルとして整理できないのよね。

 OSが以前のウインドウズ7の時は、WMPのCDデーターを検索するという 項目の中に、手動でアルバム名やアーティスト名を設定できる項目があって、 それを使って何とかできたけど、ウインドウズ10になってからはその手動操作が 消えてしまい、検索でヒットしたアルバムにしか関連付けができなくなっちゃった ので不便極まりないこと!。

 特に問題は、CDで製作されてない、レコーダー等の録音による作品群をどう するかですよね。
例えば、レコード盤からのデジタル化で録音した場合、そのレコードがCD となって発売されてるアルバムなら、データーベースの検索でその作品を 当てはめればその通りに関連付けされるけど、CDとして発売されてない作品 だと、ちょっとやっかいでもある。
検索でヒットした作品と100%一致するものがないからと、テキトーな作品を 選んで、そのアルバム名で関連付けすると、曲の順番までそのアルバム通りに これまた勝手に入れ替わってしまう。とりあえずは、その後に再度順番を手動で 変更してやればその状態で登録されるので、他のPCからNASサーバーへの データーにアクセスしなければ使えなくはないであろうが・・・?。
ではCDになってない録音ソース群ではどうしたら・・・・、とりあえずは 曲に名前を付けてNASサーバーにアップロードすれば、WMPを開けば 不明のアーティストとして、その拡張子別に登録されファイルとして表示 されるってのは最初に書いた通り。
ここからが裏ワザとなるわけだが、その拡張子持つファイルの中に他の楽曲が 含まれない様に、実際にはNASサーバーにアップロードする前に、 該当する拡張子のファイルにテキトーな名前を付けて、WMP上で音楽ファイル として別途で登録してしまうのである。これにより、新たにNASサーバーに アップロードした時点で、そのファイルしか不明なアーティストというファイル は存在しなくなる。つまり、そのファイルの中にある楽曲は新たに録音した 楽曲のみとなるわけだから、そのファイルにタイトルや、アーティスト名を付けて WMP上に登録してやれば、新たに希望するファイルが完成することになる。
もしWMP上で見て、同じ曲がダブって表示してたりしてたら、それはNAS サーバー以外のPC上のどこかにファイルがあるからなので、そのファイルを いったん見つけてゴミ箱に入れれば、WMP上の表示は一曲だけと変わる。
登録が終わったら、ゴミ箱に入れたファイルは、そのPCのメインのHDDや SSD以外の場所に移してやればバックアップとしての保存はOKだし、 WMP上で表示されることは無い・・・・・ということが判ってきたのだ。
かくして、ふきのとう、NSP、松山千春のレコードから、96khzの 24ビットでデジタル録音した、お気に入りとも言うべき高音質音楽ソース、 WMPからネットワークプレーヤーで聴けるようになったのよね。


2020.6.22 記


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