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カタカナで書くと何にこっちゃって感じですが、アルファベットで書いて
頭文字だけで読めばPAとなって、一般的な拡声装置の事を言うそうな。
PAの中でも、特に音楽用の、コンサートなどでの音響装置はSRと呼ばれる
そうで、サウンドリインフォースメントの略だとか。
そんな音響機材が徐々に増えて行ってる我が家でありまする。
つい先日も、PAケーブル(マルチコネクター・ケーブル)、
16チャンネンルのインと4チャンネルのアウト
を持つ、20メートルの品を仕入れてしまいました。家の中では12チャン
ネンルのインと4チャンネルのアウトの箱を持つ10メートルのケーブルが
設置してあって、同等の品物を屋外PA用でも使っていますが、総チャンネル
数が16チャンネルでケーブル長が10メートルでは、チャンネル数も
ケーブル長さも、現状での屋外PA係においては、ちょっちい不足してる感が
否めないのであります。
現在メインで使用しているミキサーはZoomのL20、これマイク入力
だけで16チャンネルあるし、サブのヤマハのMGP16Xもマイクで12
チャンネル、その他にラインで4チャンネンルにモニターアウトなどもある
わけで、トータル16チャンネルじゃ足りませんからね。そして屋外でミキ
シング操作をする場合に、PAする立場としては、どうしてもメインスピーカー
からの音が聞ける場所でミキサーを弄れるのが一番良いわけで、それにはPA
ケーブルの長さが10メートルではちょっと・・・いや、かなり足りない
みたい。
カタログを見るとコードリール式の30メートルとかも有りますけど、
その重さが50kg前後も有っちゃ簡単には持ち運びができませんよね。
それは無理だから置いて於いて・・・・・、
10メートルのPAケーブルだって結構重いし、都度段ボール箱にしまう
のに苦労してて、毎度毎度の運搬上・運営上の問題点であったのですが、
ユーザーレビューの中で、ドラムス用のキャリーケースに治まるってのが
あったので、それならいけるかと、思い切って仕入れてみた次第です。
これで以後の出張PA係がすこしは楽になるかしらん?
20メートルのPAケーブルを購入してポイントが付いたので、そのポイント
を利用して後日にキャリーケースを仕入れる予定ね、はたしてこの皮算用
上手くいくかな?。
コロナ禍の影響か、最近の流行りでライブのネット配信が多いけど、プロの
PA係が入ってる場合と、演奏者だけによる素人の場合では、配信でも
聴こえ方が違いますよね。まず何が違うかと言えば、MCで話をされる時の
聴こえ方が全然ダメで、マイクを使って話しをされてるのに、何を言っているのか
聞き取れません。まあこれは専属ミキサーが居ないのでMCの時にエフェクター
効果のフェーダーを下がられないってのもあると思えます、余計な残響音である
ディレーやリバーブなどが消せないから、話し言葉の語尾が聞こえなくなるん
ですよね。
その他にも100Hz以下の低音、低音てのはその減衰性が高音と比べて少ない
から、これがメインスピーカーから出されて軽くハウリング状態になってしまい、
低域過剰な状態が続くゆえ、ボワンボワンした音になって余計に聞き取り辛いので
あります。可能であればローカットフィルターを入れて、100Hz以下は絞り
気味にした方がライブでの音響上は良いんですけどね。スタジオ録音じゃないん
だから・・・・・
次回の出張PA係は3月28日(日)の予定、屋外では過去には何度か悪天候で
中止になってしまった事もあるので、晴天を願うばかりですが、初めての場所で
初めてのセッティング、何が起こるか分かったもんじゃないところが、また楽しみ
でもあります。少なくても忘れ物があって音出しに影響が出るようなことは
避けなければなりません、前回はシールド線を1本忘れて、モニタースピーカーの
1台から音が出ない不具合があり、会場のスタッフから拝借して事なきを得ま
したが、出張PA係を請け負うと、事前に確認できない、ぶっつけ本番が多い
ので、その場限りの対応能力や応用能力が求められることも多々あって、ボケ
てる暇はございませんな。
これからもボケとの戦いが続きそうであります。
2021.3. 8 記
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