39回目の4月
会社名が変わったり、親会社に合併吸収されたり、職場として市内のあちこちに
やたらと引っ越したりと、実に様々でいろいろあったけど、仕事の内容だけは
ず〜っと同じようで大きく変わることなく、現在の職場に勤め始めて39年目、
最後の年となったのであります。
ホントは昨年の11月末で、定年退職後の再雇用・契約満了で自動的に退職と
なるハズだったけれど、クソジジイがまだ生きていてその後の介護費用が嵩む事が
予想されたので、さらに勤務の1年延長を10月にお願いして、本部長からの
稟議が降りてすぐの11月1日に旅立ったのだけど、上司に手間だけ掛けさせて
キャンセルという訳にもいかず、退職が1年間延びたのでした、ホントに最後の
最後までクソジジイめ!
まだ昭和の経済成長期だった勤務初期、「同じ場所にずっといると、澱むことが
ある」とのオーナー社長の方針から、2年間で5回も事務所を引っ越しさせられ
ましたっけ。
今思うとコンプライアンスも何もあったもんじゃない、セクハラ、パワハラ等は
当たり前で、会社方針で堂々と違法行為を遂行してましたね。トラックに架装する
機械の重量が重くて車検を通らなければ、重量測定前に機材を外して車検を
受けて、車検通過後に元に戻したり、そんな作業を車両メーカーのディーラーに
出かけて行って堂々と行ったり、その作業に赴けば不法行為と諭されるどころか、
上得意様だからとディーラーで寿司を出されたり、社長や上司の機嫌ひとつで遠方
に出向になった人もいたり、全社員がマイカー通勤なのに、年末の業務終了後には
役員室に呼ばれて酒を振舞われたり、高速道を運転しながらビールを飲んでいた
同僚も居りましたね。常務クラスの人間が、何か悪いことがバレたら誰かが御縄に
なれば良いんだよと、軽く言っておりましたからね、今では考えられません。
全てが緩い時代でしたから、会社にある建設機械を一言ことわるだけで簡単に
借りることも出来ました、自宅や友人の引っ越し作業、機械を使って窓から
荷物を運び出して省エネで・・・って、何度そうしてきたことか!
昼休みに高所作業車を借りて、自宅のTVアンテナを直すなんてことも
ありましたわね。それを会社の上司が3階建ての勤務先のビルから見てたり
して・・・、そんな素敵な上司も独立して、52歳の若さで鬼畜に入って
しまったし・・・、30代で亡くなってしまった同僚さんも二人、お世話に
なってる取引業者の社長も52歳で交通事故にて突然に他界、50代になって
突然死した同僚さんも何人いることか・・・。
今になって周囲を見渡せば、現在の勤務先の中では上から2番目の年寄に
なってるじゃありませんか。自分より勤続年数が長い方は2人しか居ないし!
そんな長年の勤務先、セクハラもパワハラも無くそうと努力していて、いつの間に
かコンプライアンス遵守にうるさい、二流のホワイト企業になってたりしてます。
会社にある機材も昔の様のホイホイとは借りることもできません。
健全化されて良いんだか悪いんだか・・・???、一つ感じることは、すべての
動きが遅くなってる、何をするにも杓子定規に進めなけらばならずで、稟議だ、
認可だと、スピード感がまったく無いですね。いつまでもジタバタしてて何も
決まらず、何も進まず、何かをしようとすると、二言目には誰が責任を取るんだ
って感じですから、皆目つまらない会社になったものでもあります。
目標管理だ自己評価だと大企業の真似をした二流企業、少なくても昔から居る
社員は一流ではありませんから、それらがすべて入れ替わるまでは二流レベル
のままなのでせうな、まあ自分が残ってるのはあとわずかだから、どうでも良い事
でありますが・・・・。
職場環境なんてものは大きく変化してるときが面白いものなのでせうね、決まり
きってしまって、何事もマニュアル通りに、判を押したように無難に進める状態、
まったくを持ってつまらない職場になってしまった感じで、やはり引き際です
かな、システム設計の図面を残して、その設計で機械が出来上がることを見る
ことなく、死なずに消え去るのみ・・・・。
2021.4. 26 記
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