創造が好き!


 自分、ものを創作する行為が好きなんだと思う。
一般に言う、何かしらを物体や製品を機械的に製作したり、動作システムや構成を 考えて回路として設計したりする工業的な製造の世界と、音楽的に曲の演奏構成を 創造して自分なりに楽曲として仕上げていったりする、感性の世界での両方。
仕事を引退した今、一人でしかできないならプラモデルを作ってるんだろうけど、 幸いにも音楽を一緒に奏でる仲間が居るので、今は好きな楽曲を一つの演奏として、 バンドの作品として創作してる感じ。

 音楽の世界ではオリジナル曲じゃないとダメだっていう人も多いけど、個人的に は、売れもしない誰も知らないオリジナル曲より、万人が認めた世界的にヒットした 曲をカバーで演奏した方が良いんじゃないかと思ってる。
自慢じゃないけど、そんな世界的は元より、日本においてもヒットとなるような曲を 作曲できるだけの才能は無い!
オリジナル尊重派に多いんだけど、自作の曲だけを演奏して酔いしれてる姿って、 マスターベーションにも見えてくるのよね、他人が認めてくれて、初めて成立する オリジナル曲、それが作れない自分ならカバーの演奏で良いや!
クラシックだって、過去の偉大な作曲家が作った数々の名曲を、世界でトップクラス の演奏家たちが取り上げて、解釈して、練習して、録音して、音楽ソフトとして販売 してるのですよね。
そしてここが大事なのですが、全て楽譜通りではないってこと!
今の時代、楽譜通りの演奏ならあらゆる楽器でミスなく自動演奏できますが、 それじゃつまらない、たとえミスがあっても、楽譜通りじゃなくても、その曲の 感動は伝わってくるこの不思議。そこに曲自体の良し悪しとは別に音楽的な創作の 世界があるのかなと思う。
大ヒット曲のカバー、素人が数人で演奏するんだから、構成からして限度がある、 オーケストラがバックに就くわけでもない、わずか3人のバンドでの演奏で、どう やって表現しようかの、勝手な解釈による創作でもありますが、演奏してみて録音 したのを聴いて、自己満足できるのならそれでいいのでしょう。
誰もが知ってるカバー曲、いかにオリジナリティに溢れて雰囲気を再現できるか、 そっちの方が楽しいと思えるんですよね。
昔から、一流と呼ばれるギタリストが演奏するのをそっくりコピーして演奏しようと は思わないですね、素人の自分がチャレンジしたところで、その演奏の出来には かないっこないから。それこそ毎日7〜8時間も練習してればそこそこに演奏できる ようになるかもしれないけど、もう残ってる時間も多くはないので、それだけに 専念するではなく、より広く楽しみたいのであります。
分業で行える素人バンド演奏、そこそこにエンジョイしながら創作して行きたい ですね。
いまさらプロレベルを目指すわけでもないし、自分たちが楽しめれば良い やって!


2022.2.18 記


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