音楽仲間変遷


 高校1年生の冬休みに初めてギターと言うものを手に入れて50年が経過してる。
50年も携わってる割にはまったく上手くなってないと自覚してる、音楽理論は わかってないし、各種のスケール運指どころか、コードさえよく知らなくて押さえ られない、普段から練習で楽器を弾いてるわけじゃないから、指の動きも遅いし正確 でもない、まあ、一言で言えば「素人なへたっぴ」であるが、下手の横好きで未だに 趣味として続けてる次第でもある。
しかしながら、一人じゃ一曲としてまともに演奏できなくても、友人と共演する ことによって、少しは音楽として聴けるようになるから、共演とは実に不思議な ものでもある。

 そんなわけで、時代時代で出会った友人達と一緒にギターを弾いたり、バンドを 組んで活動したりと、徐々にではあるが音楽的にも発展していく訳でもあるのだ が・・・・、最初に結成したバンドらしきものは、夜間の大学へ進学してからで あった!。高校時代からの同級生と、新たに出会った友人との3人編成で、主に 当時流行っていた「かぐや姫」をコピーして演奏してた『BEE』というバンド名 でありました。
練習は、学校においてはフォークソング・クラブの部室で授業が終わってからか、 毎週土曜日に、郊外にある友人宅の別棟に行っては泊まり込みでね演奏して ましたね。一週間に一回以上練習してましたから、それなりに上達していった 感じがしないでもないです、なのでこの頃に体で覚えた曲は今でも暗譜してて、 歌詞以外なら楽譜を観なくても、なんとなく演奏できてますね。
当時の録音を今聞いても、それほどひどいってっ感じでもなく、素人のカラオケ レベルとか、どこかのオープンマイクでの歌唱よりはマシに聴こえる気がします。
足利フォーク村の結成もあって、当初はこのバンドでライブを行うことも多かった ですね、しかしながら若気の至りか、好みの違い、意見の相違から2年持たずに 解散に至りました。

 その次に、高校時代の別の同級生とユニットを組み、その同級生の学生仲間と パオファミリーなるバンドへ発展していくのですが・・・、以前のバンドと 違って、このメンバーはみんな練習嫌い、オリジナルが中心というのも ある所為か、集まった時に好き勝手にその場で合わせて、セッションしながら アドリブしてるような感じで、かっこたる完成形ってのは無かった感じですね。
バンドメンバーで学年差があったので、最初に就職した自分はいったん離れて 学生メンバーだけで活動してのですが、ある日急にメンバー二人が我が家に やってきて再度ギター担当として復帰してくれと!
何でもヤマハのポプコンに応募したら、とんとん拍子で、つま恋での本選会へ 進むことになり、そこまでは良かったんだけど、いざ本選会に進むとなると ヤマハのクリニックを受けさせられ、そこでサイドギター担当者がボロクソに 言われて自信を失ってしまい出場を拒んでいると、なので旧メンバーとして 代わりに出てくれと!。
棚ボタで代理参加したアタシでありますが、おかげさまで良い経験ができましたし、 旭川の季節風ご夫妻ともお友達になれるご縁も出来ました。後日ライブを観に行った クミコは、あの時同じ関東代表だったホンキートンクのボーカルであり、つま恋では ずいぶんとお話しさせていただきました、高崎でのライブ後にお話しさせていただい たら、その時の記憶をしっかりと思い出されたようです。
つま恋から戻った後もパオファミリーとして何度かライブに出ておりましたが、 ここでも若気の至りかボーカルのK氏と喧嘩してバンドを離れました。同級生の ユニットから始まったところから数えても、3年は一緒に活動はしていませんでし たね。

 以後は社会人となりバンド活動とは縁がない時代が続きましたが・・・・、 細々と個人的にギターの趣味は続けておりました。そして社会人になってから20年 ほど経過したらコンピューターの普及からインターネットの時代となり、趣味を同じ とする仲間のホームページからオフ会なるものが開催され、全国からギター好きが 集うようになって、そんな中、我が家でオフ会を開催したご縁より隣町のお二人と 仲良くなり、ご近所という事もあって新年会や忘年会を含むオフ会を回数重ねて行く うちに、何かしら3人でやってみないかと言うお話になって、約30年ぶりにバンド 活動を始めることとなったのであります。
全国的ギターのホームページを通して知り合っただけあって、二人ともギターは 素人レベルを超えて上手くて、比較すると自分が一番下手なのがわかりますが、 バンドとして歌ものを演奏するとなると、誰がリードボーカルをとってもパット せず、イマイチ感がぬぐえないのでボーカルを募集、そこでやってきたのがボーカル 女史:トコちゃんであります。
3年前に地元で開催された『ROCK&POP’S 2019』にトコちゃん バンドとして出演、以後も練習を重ねてレパートリーを増やし、いざ慰問の ロードにでも出ようかとした矢先にコロナで面会禁止やライブ自粛の嵐、 ひたすらじっと我慢で地道に練習を繰り返す今日この頃であります。

ボーカル女史がメンバーとして参入してから7年、月に一度の練習ですが、まだ 定期的にバンド活動を継続しております、継続年数としては新記録ですね。
もはや、みな様60歳を過ぎてますので、いまさら若気の至りと言うものも なさそうで、年波による病気で動けなくなるか、ボケるかでなければ、死ぬまでは 続けられそうな予感も・・・・。

 あらためて参加してきたバンドの特徴をあげてみますと、BEE、パオ・ファミ リーは純粋なアコースティックなバンドでした、前者のBEEはかぐや姫のコピーが 中心ですから、アコースティックギターが2本にエレキベースが1本のみ、メイン ボーカルにコーラス二人、時々エレキギターによるリードギターやフラット マンドリンも入ってました、まあ普通の学生バンドでしたかねぇ?
パオファミリーは、自分が参加してる時にはギター2本にパーカッション、それに エレキベースでした。彼らだけの時にはドラムスも入ったり、時には女性ボーカルの 参入もあったようです。ここでは自分はボーカルやコーラスを取ることなく、黙々と ギターを弾いていたような気がします。ボーカルはほとんどK氏にお任せして、 そこに高校の同級生であるM氏がコーラスを付けたり、リードギターを入れたりで 成り立ってましたかね。
つま恋本選会まで出られるメンバーなので、それなりには聴かせたのでせう。
比較するとトコちゃんバンド、基本はアコースティックでありながら、キーボードに よるエレクトリックな脚色があります。
結成当初は男性3人女性1人で、ギター3本なんてのもありましたね、現在の楽器 編成はギター2本にボーカルのピアノ、もしくはギター1本にキーボードとピアノが メインの構成で、場合によってはキーボードとピアノのみとか、ギター2本のみ とか、ギター1本にキーボードのみなんてのもあります。
メインボーカルはトコちゃん、参入当時より相当に上手くなってます、下手な コーラスを付けると邪魔になりそうな時も・・・、しかしながら、バンドとして 構成していく以上、可能な限りコーラスを入れていきたいと思ってます。
男性のどちらかがリードボーカルを取り、それにトコちゃんがコーラスを被せるのも なかなか良いんですよね。
編成としてはたった3人ですが、キーボード効果で3人でライブ演奏してるようには 感じられない部分もあったりします。
手前みそながら、好きだわ、トコちゃんバンドのサウンド構成!

 今年は3年ぶりとなる足利花火大会が。来る8月6日(土)に開催されますので、 この機会にオフ会も兼ねて、トコちゃんバンドのホームライブを午後3時頃から @EMで開催、以後はオープンマイクにして、花火を鑑賞しながらの宴会を開宴 したく予定しております。
全て無料で実施しますので、ご飲食物の持ち込みは自由、差し入れ大歓迎で行いたく 思いますゆえ、お時間の取れる方は是非。
自宅の駐車スペースはわずかしかありませんので。ご近所のスーパー等で買い物を して、売り上げに貢献されることをお勧めいたします。
なお、寝袋による宿泊は可能となっております、寝静まった深夜におネコさまが 絡んでくるかもしれませんが・・・・。

2022.7. 4 記


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