スマホ中毒!?


 電車やバスに乗った時に、スマホ画面を見ていない乗客は稀なくらい。
どいつもこいつも小さな画面を見ながら指で操作してるって、異様な光景でも ある。
自分はスマホは持ってないし、以後も導入するつもりもない、そもそも ガラ携でさえ普段は電源オフ、何か用事があって電話を掛ける時だけ オンにしてる、待ち合わせでもなければ受信機として使う事はない。

しかし・・・、今や電子マネーの時代、スマホを使っての支払いも当然と なっているそうな。
新幹線のチケット購入も、座席の予約もスマホで出来るし、カラオケの会員 確認でさえスマホのQLコードである、とにかく、なんでも、スマホがあれば 賄えるのである。

 そんなハイテクの現代、天変地異が起こり停電となってしまうと、買い物 すらできなくなる、当然電子マネーは使えないし、中継局がダウンするから ネットも電話もつながらなくなる。先日の北海道の大停電では、身を持って それを実感された方も多いであろう。
現代社会、電気が無いと何もできないのである。
幸いにも冬季シーズンでは無かったので、凍死した方は居なかったが、 冬場に同じ大停電があったらどうなっていただろうか?
石油だけあっても電気が無ければ暖房は点けられない、点火して燃やすだけの 単純な石油ストーブがあれば良いが、電気で制御が掛かってる製品は使い物に ならないのである。

 生活のすべてをスマホに集約すれば確かに便利であるが、そのスマホを 失くしたり、壊したりしたら・・・・、そのリスクを想像できるだろうか?
天変地異が起きると、真っ先に携帯電話が使い物にならなくなるのを知ったのは 中越地震の時である、ちょうど名古屋方面に出かけていて、北関東にある 自宅に携帯で電話しようとしてまったくつながらない。地震の影響で通信回線が 混雑して規制が掛かり、関係のない地域への電話までつながらなくなったので ある。
とにかく、生活やライフラインを一系統に集約してしまうと、何か代理が 効くようにしておかないと、すべてが不能になってしまうのは確かなのだ。
東日本大震災では、オール電化の家、停電が普及するまでの期間は水さえ 出なかったと。
自宅のある地域、都市ガスも配管されてはいるが、地震の時に長時間 使用できなくなるとこまるので、あえてLPガスのままにしてある。
それが功を奏して、東日本大震災の時は自分で復帰させて、寒い停電の中、 お湯を沸かすことは出来た。

 便利ゆえにスマホにすべてを集中させて頼りにするのは良いが、 悪意の第三者にスマホを乗っ取られるなんてのもあるし・・・・・・、 消失した時、電気が無くて使えない時などの場合を、想定しておかねば なるまい。

自分としては、スマホは使わないと決断しただけだ。
普段から使っていないから、別に無くても支障はない。


2018.9.20 記


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