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却下の理由

　毎年、足利の花火大会に合わせて、花火オフと称して宴会の場を設けておりましたが、今年は前様から却下の旨の宣言があり、残念ながら花火オフとして開催はいたしませぬ。

長年継続してきた恒例の花火オフ、それを開催させない理由は・・・。

　前様は軽度の化学物質過敏症で、合成香料や有機溶剤等の臭気を含む空気を吸い込むと体調不良に陥ります。
毎週、隣町にある巨大なショッピングモールＡＥＯＮに買い出しに出かけますが、店舗の中に居られる時間は長くても累積で３０分程度、それを超えると体調の悪化が進み、頭痛が酷くなってきたり、血圧が下がって貧血気味で立っていられなくなったりします。
心拍異常や結滞（脈が抜ける)などの心臓疾患的な症状まで出て来るし、精神的にも落ち着かずにイライラして攻撃的になったり、鬱になって塞ぎこんでしまったりと感作する薬物によって様々ですな。
ショッピングモールにやって来るお客さん、その多くの方が着てる衣類の洗濯には柔軟仕上げ剤が使われてますし、床に塗布されているワックスや、店内にいる他の人たちから気化してくる、合成香料や有機溶剤で反応してしまうのです。特に最近は、どこを歩いて通ったのかわかるほど臭気が強い方もおりますし・・・、なので買い物が終わるころには、先に屋外に出てしまって、主夫がレジを通って出て来るのを待ってたりします。

　あれだけ空間の広いＡＥＯＮの店内においてもこの様ですから・・・・
４０畳の空間がある我が家であっても、一人合成洗剤臭い方が家の中に入ると、息子どん共々ダウンしてしまうのであります。
なので、花火オフを開催するに当たって、毎回その旨を繰り返しアナウンスしてお伝えしてきたのですが、どうしても理解されずに臭い方が来られてしまい、毎年ダウンしてしまうので、とうとう開催が却下になった次第。

　バンドの『れんしう』でも同様でありまして、過去に、個々のメンバーに面と向かってあれだけ説明してあっても、まだ合成香料臭い方が居るので、前様が不在時以外は自宅での練習を却下されてたりします。
また、この４０畳の空間であっても、たった一人臭い方が居るだけでＮＧとなってしまう事もわかって欲しい！・・・と。
それが化学物質過敏症の症状なのよね。
先日も宴会のお誘いを受けて、居酒屋の店舗までは前様と一緒に行ったのですが、その後の店内における席の空気環境、同じ空間に滞在して他人から受ける合成香料等の影響を考えると、とても長時間は居られないと判断して、ドタキャンして前様は一人で帰ってしまいました。
空気の環境が良くないと居ることが出来ない、その辺のことを判って欲しいみたいです、どんなに美味しいものが有ってもダメなんです。空気を吸わない訳には行きませんから、それだけで起き上がれなくなってしまうのよね。

　もう一度書いておきます。

　４０畳の空間でも、合成香料臭い方が一人居ると、体調不良に陥ってダウンしてしまうのですよ！

　上記の事をご存じない、ご来訪の何方かが連れてきた、知り合いの人や友人が合成香料の臭気を発していたら、それでもう駄目なのです。

　化学物質過敏症の症状、どうぞご理解ください。

　人がごった返す狭い居酒屋に前様を連れて行ったら、それだけで彼女にとっては拷問なのです。

　洗濯洗剤以外でも、シャンプーやリンスでも同様なんですよね。
洗剤系には気を使ってたけど、シャンプーは合成香料入りのものを使ってる方が家の中に入った時も反応してしまいました。
とにかく、合成香料は全く受け付けません、それだけで起きていられなくなってダウンしてしまいます。ネールやマニキュア等で使う有機溶剤系もそれ以上にダメね。
もちろん、コロンや香水なんてのはもっての外であります。

　自分の家に居る時くらいは、そのような臭気攻撃は浴びたくないと、そんな理由で今年のオフ会は、開催却下でありました。

　オフ会としては開催しませんが、花火大会は開催されてますので、前様に面と向かって「臭いから帰れ！」と言われない自信がございます方は、遠慮なくお立ち寄りくださいませ。

２０１９．７．８　記

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