ジレンマ


 世の中、思うようにならない事ってすごく多い。
日常のルーチンワーク的な生活パターンの中にも、順調に行かなくなる 要素は沢山ある。例えば今朝の出来事にしても、定刻の出勤時間となり、 ふと床に目をやったらネコの砂が落ちてたので、手で拾って戻そうとしたら ビチグソまでくっついていた・・・・・、これで出勤が5分は送れた!

 そもそもクソジジイが97歳にもなってまだ生きてるなんて・・・・、 しかも頭はボケてて、先日は転んで足の骨を折って入院して、誤飲性肺炎から ポックリ逝くかと思ったけど、ゾンビのように回復しては、リハビリを一切 することなく退院となり、そのまま老人介護施設へ直行となったけど・・・。
月に15万円前後は掛かるその費用、いつまで払い続けなきゃならんのだろう。 クソジジイが受け取ってる年金は二ヶ月で¥60000ちょっと、まったく 足りないし、クソジジイの口座からの直接な振り込みもできずで、現金での 支払い方法しかない施設の領収形態。
クソジジイはキャッシュカード持ってないから、今どきは代わりに下すことも 出来ず、本人の銀行の定期預金は満期になったまんまで、普通預金口座に 移すこともならず。
ホントにホントにクソジジイである。

 ヒューマンセンサの結果として、自分は右脳派タイプ、なので音楽などの 感性的な趣味は、とことん突き詰めるまでやった方が良いとの事だが、現実には あれやこれやと邪魔が入って、これもまた思うように進めない。
まあ現時点まで設備等が揃ったのは、天が味方してくれたことも多かったから だと感じるけど、さらに突き詰めるにはそれを使う時間が欲しいぞ!
クソジジイは要らんから・・・・・

 家の中にオブジェとして飾ってある昔のレストランのメニュー、 祖父が大正8年に始めた、地元では一番古いレストラン、戦前戦後と けっこう繁盛してたらしい。
祖父夫婦には子供はおらず、戦前に養女を取ってシェフに育て上げ、戦後は ほとんどの料理を作っていたのが自分の母である。
お見合いで婿養子として入ったのがクソジジイ、調理など技術を要する繊細な 作業は出来ないから、出前配達と帳簿付けしかさせてもらえなかった。
お店の給仕は祖母が担当してたが、そんな祖母が倒れてからはクソジジイが 接客を行ったので、食事を提供するお店としては下降線をたどるしかなかった。
そのまま閉めてしまえばよかったものを、ローンを組んで、現在の位置に 大きな家を建てて再び始めたものだから・・・・、経営できる人間は 誰も居ないから、結局は行き詰まり、兄夫婦は心臓病の母を捨てて逃げ出す 始末。借金だけが残されて・・・・・
ええ、受けましたよ、負担付贈与って形でこの家を。
その時点では 現在の勤務先に勤めてましたからね、前様は日赤の看護師でしたし・・・
飼われてたおネコさま、クロちゃんのためにも。
銀行ローンの他に、クソジジイが親戚や業者や知人からローンの穴埋めにと 借りまくった借金もいっぱいあって、ボーナスをもらうたびに右から左で 返していきました、総額で3000万円くらいでしたかね、まだ20代の身で。
そんな借金も返し終って、ローンも終わった40代半ば、今度は家そのものに ガタが出てきてるところが沢山あって、どうせだからと自分の好きな様に リフォームしてまたローン・レンジャー、今度は2000万円です。
息子どんが生まれて、前様は仕事を止めていたので、収入的には自分だけが 頼りな状況・・・、しかもリフォーム時の副作用で前様がシックハウスから 化学物質過敏症になり、せっかく人を呼べるように家をリフォームしたのに、 来る人が臭いからと、誰も呼べないって!
何とか2回目の借金も返し終ったけど、まだクソジジイが生きてる なんて・・・。
こうして思いかえしてみると、やはり最大の問題点はクソジジイですかね!?
爺ちゃん、婆ちゃん、母さん、早いとこ迎えに来てやってくれ~。


2019.10.8 記


< Back   |to Home|   |to Second Impact| Next >