50周年だそうな
発売元の資料によれば以下の説明
<アルバム『アビイ・ロード』について>
1969年9月26日にアルバム『アビイ・ロード』はリリース。
リリース後すぐに大ヒットとなり、イギリスのアルバム・チャートでは17週連続
で1位の座に君臨し、アメリカのビルボードのアルバム・チャートでは11週連続
で1位を獲得。
エンジニアのジェフ・エメリックとフィル・マクドナルドは、その年のグラミー
賞の最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)を受賞。
1995年、『アビイ・ロード』は、“歴史的な重要作や長年品質が保たれている
作品”に送られるレコーディング・アカデミーのグラミー殿堂賞を受賞。
ザ・ビートルズ最大のセールスを記録したスタジオ・アルバムである『アビイ・
ロード』の世界的な人気とその影響力は、アルバムの発売以来、今でも拡大を続
けている。
●本作にはプロデューサーのジャイルズ・マーティンとミキシング・エンジニア
のサム・オケルが8トラックのセッション・テープから作り直した、アルバム本
編の「2019ステレオ・ミックス」を収録。
彼らによるオリジナルの本質を外すことなく現代的な視点を取り入れたフレッシュなミックスは、ファンや評論家から
も高い評価を得ています。
という事で、製作時のプロデューサーであったジョージ・マーチン氏の息子で
あるジャイルズ・マーティン氏とミキシング・エンジニアのサム・オケル氏が、
8トラックのセッション・テープから作り直したというアビイ・ロード、
発売から50周年記念盤となった録音、そのレコード盤を聴いてみました。
と、ここまでの前置きが長いな・・・・・。
アビーロードのレコード盤、すでに我が家には2枚あって、一枚は東芝
プロユースシリーズの半速カッティング盤、もう一枚は2009年に
リマスターされたレコード盤で、どちらも甲乙つけがたい高音質で作品を
堪能できる優れものであります。今回もそんな盤の仲間内に加わるような
秀逸な盤になるかなと期待を込めて聴いてみましたが・・・・。
ベースやバスドラの音は前記の2枚より強調されてる感じがあります。
細部に於いてのミックスの違いもあちこちで感じられます。
ちょっと前に再発売となったサージャント・ペパー・・・・でも、この
二人でミックスを行い、全く別物として実に良く仕上がってましたので
大いに期待したのですが、さすがに完成の域に達していたアビイ・ロードを
弄るのはいただけなかったような感じがしなくもないです。
音そのものは確かにクリアーで、個々だけを聴いていればそれでも問題は
無いのですが、聴きなれてる音源だけに、ここでこういう風に持ってくるの
かと、解釈の相違に疑問符も出てしまいます。誰かがおっしゃってましたが、
言わば歴史的名画に筆を加えて今風に仕上げたような、そんな違和感が
あるのですよね。ギターの歪音なんかも不自然でちょっと違うような気が
しますし・・・。
真夜中に聴いたので、いつもの大音量で聴かなかった所為かもしれません、
後日改めて盛大な音量でも聴いてみようかと思います。おそらく小型の
スピーカーで再生することは想定せずに作られているでしょうから。
ミックスダウンするにあたり、小型スピーカーやラジカセ等で再生することを
前提に音造りする人は居ないですよね?
このようなサウンドを作っていくに当たり、どこのメーカーの、どのスピーカー
機種をモニターにして、どのような再生装置を使ってこの音作りを目指したか、
クレジットに記載が有ると良いのですけどね、せめてスピーカーだけでも・・・。
2019.10.30 記
< Back
|to Home|
|to Second Impact|
Next >