ピックガード


 1975年頃、楽器屋さんで初めてその本物を見たGibson、ハミングバードの ピックガードには驚きました。「ピックガードは薄くて小さい方が、音への 影響が少ない・・・」とかの理論を無視すかのような、でかくて分厚いものが 張ってあったんです。(°O° ;) !
当時、Gibson系のピックガードも市販されており、Martin系のまっ黒な ティアドロップ型のピックガードに飽きた自分は、その頃の愛器B12−30の ピックガードをハミングバードタイプのそれに張り替えていましたが、蜂鳥の 絵柄も全然違うし、なんたってあの厚みには圧倒されました。
最近になって入手した1964年製のカントリーウエスタンはそんなに厚くなく、 B12−20に張ったものと同じようです。70年代のGibsonだけが分厚かった んですね。(^。^;) フウ
よくよく見れば、中身は中空だったような・・・・?(ロ_ロ)?
 1978年に入手したMartin D−35、塗り込みのピックガード周囲の塗装に 徐々にクラックが入り、やがてピックガードのブリッジ側、1弦の下あたりが捲れ あがってきました。
ピックガードの捲れたその下のトップにもひび割れが見えてきて、時間経過と 共に少しづつ大きく育って・・・・、俗に言うマーチンクラックですね。
購入先の老舗でピックガード張替えの修理をしてもらいました。( -。-) =3
この不具合はMartin特有のもので、トップ割れでありながら、中古で売るときには 値引きの査定対象にはならないとか・・・・?
同じ塗りこみのピックガードでもGuildのものは薄く、ピックガードの下にある トップ材の木目が表面まで浮き出て見えます。こちらは時間経過で剥がれるような ことはありません。やはりMartinのは厚過ぎるんじゃないかと・・・・?
このMartinクラックへのクレーム故か、最近のMartihaはピックガードの塗り込みを やめて、後から張る形を採っています。

 誠に勝手ながら自分の好みとしては、ティアドロップ型の鼈甲模様が好きです。
まっ黒いのはどうも・・・・パスです。同じティアドロップでもOMに着けられてる ちょっと小さいような形状は好みではありません。000タイプのラージスタイルが 良いですね。
形状としてはGuildやGibosnJ−45などジャンボ系のピックガードも好きです。
またYAMAHAの指板の側面まで伸びてる形のピックガード、なんとなく不自然を 感じてしまって、あれは嫌いです。(>_<)
ピックガードが無いと、強く弾くと傷つけてしまうし、何か物足りないような気がして・・・、 なので、ピックガードの無かった OMC−18VLJ には自作でつけました。
もちろん、ラージ・ティアドロップ、鼈甲模様です!(^^ゞ\(^^;)

2005.10.6 記


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