警報、なぜ体調不良


 先日、20歳になる娘が体調不良を訴えたので、かかりつけの病院 に連れて行ったところ、その診断結果はかなりの重体でした。
点滴治療後の測定でありながら、心電図の波形は乱れっぱなしで 心拍数も46しかなく、心不全で死亡してもおかしくないと医師より強い口調で 説明を受けました。
農薬、ネオニコチノイドによる中毒症例の典型だそうです。

 3週間ほど前は自分も体調不良となり、咳が止まらず気管支炎のような 状況で、以前に患った 有機リン の影響かと思いしや、やはり同じ診断名をいただき、 血圧も上がり気味であり、心電図も乱れてました。(~_~;)
さらに、数日前、元気印の輝くんまでぐったりとしてしまい、父親と同じような 咳をしてると思えば、耳の後ろが痛いとか、お腹が変だとか告げて寝転がった まま起きられません。
やがて発熱もあり本当に調子悪そうで、小学校を3日間お休みしました。
前様が病院に連れて行ったところ、上記のネオニコチノイドの疑いがあるとの ことで、農協に最近使用を推奨してる農薬の品名を尋ねたところ、医師の指摘 通りの薬品名を 有機リン系に代えて 使用してるとの事でした。(>_<)

 そんなこんなで、家族総出で病院へ行ったのですが・・・・・
化学物質過敏症で一番悪環境に弱い前様の症状が最も軽く、 輝くんの方は回復傾向にあるそうですが、まだ心音上に雑音が 混ざってるとのお話しでした。
最近、プール熱が流行ってるとか、おたふく風邪が流行ってるとか 奥様連中の井戸端会議で言われており、症状を聞くと、耳の後ろが 痛い、お腹が痛い、またはお腹の調子が悪いと訴え発熱もあるそうです。
つまり、輝くんとまったく同じ症状!
一般の内科や小児科にかかると、上記の診断で対処療法としての薬をもらい、 時間経過と共に治る場合もありますが、これから暑くなって晴れた日に 農薬が散布されるようになると、同様の症状を発症する子供達が増えていく でしょう。いや、子供だけに限りません、大人も同じです!

 根本的な原因は、 別紙 に示すように、気化した農薬を吸い込んだことに よる自立神経系の異常から始まり、心拍が増えたり減ったり、血圧の高い 人はより高い方へ、低い人はより低い方向へ症状が悪化して、 消化器系の変調や痛み等を起こし、さらに免疫力の低下で体内各所に 炎症が起き、症状としては風邪のようにも見られてしまいます。 もし子供達や親達が不調を訴えたら、脈も確認してあげてください。 ネオニコチノイド系の農薬の影響による場合、循環器系等にも異常が 出ますので、不整脈や欠滞なども現れるそうです。 これは特殊な事例ではなく、どこのどなたにでも起こり得る、『今そこに ある危機』と言えます。
今年の夏は死者が出る危険性もあると医師は憂いを込めて話してました。

 まだまだ 実態 が把握されず、新しい症例分野ゆえに医療としても 理解されてないお医者様も多いようで、適当な診断名での対処療法が なされてしまう事も多いのでしょう。
貴方にもその傾向が現れてますよと言われても、自分や家族はそんな 特殊な病気には罹らないとか、そんな事はありえないと否定される方も いらっしゃいます。
しかし・・・・、田舎に住んでおりながら、夏休み前だというのに田んぼでカエルが 鳴かない・・・、蝉が鳴かない・・・、屋外の街灯に夜間虫が集まってこない・・・・、 そんな事実をご存知ですか?
♪田んぼの蛙は〜、何処行った〜・・・・by:夏休み・吉田たくろう
否定せずに条件を当てはめてみれば、複雑な方程式の解答が全て解けるかのように 腑に落ちます。虫という生物が死滅する訳ですから、それよりも細胞数の多い ヒトにまったく無害であるはずが無く、気づかないまま少しづつダメージを受けているのです。
昔、花粉症が発症したころは、自分はそんな病気にはならないと信じていた人も 多かったのですが、今やどうでしょう!
長女が子供の頃、アトピー性皮膚炎と診断され、母乳育児で食事制限を 行う前様は奇異の目で見られてました。それがいつのまにか、アトピーも 市民権を得たように一般に認知されてます。蕎麦アレルギーのお子様が 学校で蕎麦を食べて不幸にも亡くなってしまったためでしょうか?

 自分ではわからないことや、初めて聞いたことを否定するのではなく、 教科書に載ってない事柄でも、ご自分で冷静に考えて判断して頂きたい。
信じるものは騙されるのです。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ
自分達の住むこの周辺地域が、農薬と除草剤の散布しすぎで相当に 危険な状況になって来てます。

2006.7.24 記


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