よせばいいのに・・・・


 JBL4344の再調整を始めてしまいました。(^^ゞ
普段特に不満とかあるわけではないのですが、TANNOYと切り替えた時に、 音の太さといいますか、輪郭のようなものでけっこう差があったので、 多少は気になっていたようです。酔っ払った勢いでついつい始めちゃいました。 (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ
 調整と言ってもグラフィック・イコライザー等で調整する訳でもなく、 まずはマルチアンプへの出力調整から・・・・・
単純にJBL社ご推薦のクロスオーバー周波数290Hzをチャンネル デバイダーで分けて、低域信号をP−550へ渡してウーファーの 駆動を、ミッドバス、スコーカー、ツイーターは内蔵のLCネットワークを 利用して、中高域用出力としてA−20へ渡してます。
要は、低音用の信号と、中・高音用の信号を、それぞれのパワーアンプに 振り分けてるだけなのですが・・・・・・・、同じ1ワットの信号を受け取っても、 ウーファーが駆動するエネルギーや再生音と、ミッドバス+スコーカー+ツイーターが 駆動するそれらとは、スピーカーの大きさも、再生する能率も違いますから、 音の大きさとして同じになるはずはありません。
またパワーアンプ側も、P−550は270W×2のB級アンプ、A−20は 20W×2のA級アンプで、メーカーは同じであれ出力形態が異なりますから、 同じ入力を受けても同じだけの出力がなされるはずもなく、聴感上からも、 A−20の方は当初から−6dBの入力設定を本体側で行ってからのスタートです。
こうなると、テンデンバラバラの中から中和を取って、音のバランスを整えていくしか ありません。ε= (-_^;)



基準も何もないので、当初の目安としてアンプの出力メーターをオンに入れ、 音楽ソースをかけながら、それぞれのアンプの針の振れがピーク時で0dBを 指すように、チャンネルデバイダーの出力ボリュームをそれぞれ調整してみました。
プリアンプのボリュームが12時の位置のときに、それぞれのアンプが最大出力、 つまり、パワーアンプとして最も歪率が低い状態になりますが・・・・・。
ボリュームの位置は、両者を比較すると中・高域側が−5〜6dB絞ってあります。
調整後に聴こえてくる音は・・・・、アンプとしてのバランスは良いのでしょうけど、 音としてのバランスは使いものになりません、低域ばかり強くて中・高域が こもっててハッキリ聴こえてきません。(>_<)
特にプリアンプのボリュームを絞ってくると、JBL4344がミニコンポになったような 情けない音になります。(´ヘ`;)ハァ
まあとりあえずこれを、一つの基準としてスタート地点と考えて、中・高域側を 耳だけを頼りに徐々に上げていきました。






 結論として、トータルではA−20の方が−6dBゲインを下げただけで、微調整では 低域側も中・高域側もほぼ同じ位置になり、調整する前と変わりません。(~_~;)
左右のバランスだけはメーターを見ながら同じにすると、0.5dB程度の格差が 生じました。(^。^;) フウ
もしかしたらA−20本体にある−12dBとか−6dBの設定は、自社製品の 組み合わせによりマルチアンプで使われることを想定して、ワンタッチで設定できるように メーカーで最初から準備・調整してある値なのかもしれませんね。?
さすがです、世界のアキュフェーズ!

 LCネットワークの回路図を見ると、マルチウェイにした場合ミッドバスへのコンデンサが バイパスされ、ノーマルで4ウェイで使われる場合と比較すると、ウーファーとの位相が 逆相になるみたいで、ウーファーだけはまったくスルーになりますが、ミッドバスへの ネットワークコイルと固定抵抗、可変抵抗=アッテネーターは残されるようです。
なのでパネル面にあるミッドバスのアッテネーターは有効で、ミッドバスの音量調整と なりますので、音を厚くするために若干プラス側に回してみましたが、290Hzの クロスオーバー周波数に対してどれほど有効かわかりません。この辺は他のアッテネーターと 合わせて、音楽を聴きながらじっくりと試していく事にしましょう。
しかし・・・・・、いろいろと格闘しても、結果としては調整前とほぼ同じだったとは!(´。`) ツカレタ・・
自分を信頼して良いのね。┌( ̄0 ̄)┐エヘン
2ウェイの調整でもこれだけ苦労するのですから、3ウェイとか4ウェイとかになると、 収拾がつかなくなりそうです。でも・・・、それでもやってみたいのがマニアの道?ヽ(´o`; オイオイ!


 こんなコラムをアップして・・・いったい何名様が書いてある事を理解されて読むのでしょう?
専門用語だらけだしぃ〜・・・・(^〜^;)ゞ \(`-´メ)コリャ




 その後も調整は続き、最終的には、中・高域側の信号をインバート=逆相にしました。
ノーマル接続時とマルチ接続時でウーファーと他のスピーカーユニットが逆相となるのですが、 いままで気にせず正相のままマルチドライブしていました。
試しに高域側をインバートしたところ、こちらの方が低域が強い!、つまり、それまでは ウーファーとミッドバスが逆相気味で、聴感上で低域の損失があったというこでしょうか?┐(~ー~;)┌ マイッタネ
さらに、パワーに余裕の無いA−20を少しでも楽させようと、高域側の減衰特性を 12dBから18dBのカーブを選択してみました。これもけっこうすっきりして良いです。
上のセレクターならびにアッテネーター位置が最終調整値です。写真も撮りなおして入れ替えました。


2007.2.21 記

2007.2.22 追記

2007.2.23 追記


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