動機の解明


 何か悲惨な事件が起きる度に出て来る言葉ですよね。
「動機の解明を急いでいます」とアナウンサーが必ず読み上げてます。
しかし・・・・そもそも殺人なんて大罪を犯すことは、妄信的に宗教等を信じてるか マインドコントロールされている、あるいは人間として、脳=思考回路が 壊れてる狂人状況でしか、起こし得えないことではないでしょうか。
前者は中東での自爆テロや戦争、後者は一般社会で犯罪と呼ばれるものが 該当するのではないかと思ってます。

 後者の場合、動機を解明しようとして、あたかも加害者がまともな思考回路を 持ち合わせてるという前提条件で考えてるところに、何か間違いがあるような気がします。
まともな思考回路を持ってる人物なら、殺人事件など起こしません!
脳みそがぶっ壊れてしまって、まともな思考や判断ができないからこそ事件を起こすのです。
言わば、事件を起こしたその瞬間において、加害者は狂人ではないかと・・・・。(~_~;)

 過去の少年犯罪などで、包丁を持って凶行に走った十代の少年の例など、その 生活背景を各情報から観察してみると、いくつかの共通項が出てきます。
裕福な家庭に育ち・・・・と言う紹介で生家などがTVで報道されますが、その家を 見れば、豪華な庭は綺麗に手入れされており、植木には消毒として農薬が、敷地内 にはおそらく除草剤などが散布されてるのでしょう。家の中までは放送されませんが、 床にワックスが塗布されていて綺麗に磨かれあげられていることも想像できます。
普段、どのようなケミカル商品に囲まれて生活していたかはまではわかりませんが・・・・?

 4月17日にUSAの大学で起きた銃の乱射事件、犯人の紹介の中に以下の文言が ありました。
「家族はドライクリーニング店を経営し・・・・・」
もうこれだけで、わかる方もいらっしゃいますよね。

 「普段から友達が少なかった」との報道については、『化学物質で脳神経をやられていて、 普段からまともではなかったので誰も相手をしなかった。』 とも取れます。
有機リンに侵された脳は凶暴性を帯びるとの報告書も実際にあります。
実家がドライクリーニング店であれば、子供のころから有機溶剤を浴びていて、 脳神経系に異常をきたしていたと、充分に推測できます。(>_<)BR> 学生生活を営む中で、さらに何かに反応してプッツンしてしまった・・・・・、ただそれだけ なのでしょう。その素養が普段から垣間見えるほど有った!というだけで・・・・。

 農薬散布のお知らせというパンフレット、昨日帰宅したら、小学生の息子から 渡されました。4月17日〜19日に掛けて、午前5時30分〜午後1時までの時間に、 隣の 群馬県では行政指導により中止が要請 された、 無人ヘリコプターによる農薬の空中散布 が、ここ 栃木県の足利市ではまだ実施される と言うのです。

市立小学校校長名にての連絡で、文末には「○○小の児童及びご家族の皆様には、 危被害防止に特段のご配慮をお願いしたいと思います。」 と結ばれてますが、 具体的にはどうしろとおっしゃるのでしょう? (-_-)ゞ゛ウーム
気化した農薬が滞留する時間が通学時間とオーバーラップする中、息子は 田んぼの中を通って学校へ行きました。
「カナリヤの子供達」というTV番組をご覧になった方なら、それがどのように 危険な事なのかお判りでしょう。
学校の責任者でもある校長先生は、お知らせしたから・・・・・(後は自分の責任では無い) ・・・・・と言い切りたいのでしょうか。
本来ならば、児童たちの、絶対の安全を確保しなければならない立場なのに・・・。

 児童が躁鬱の鬱になって登校拒否、躁鬱の躁になれば学級崩壊。
やがては学校においても悲惨な事件が発生する危険性も充分に予見されます。
学校に行くのは生徒だけではありません、先生だって勤めているのです。
子供達とは違い、大人として体力が充分に有る先生が、化学物質で脳みそをやられてたら、 思考力や判断力を失うような事があったら、凶暴になったら・・・・、海外の事件、対岸の火事 ではありません。明日、あるいは今日にでも国内で起こりえる化学障害による危機では ないでしょうか。

今日のコラムが、要らぬ心配であることを願うばかりです。


2007.4.18 記


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