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自分で考える

　世の中けっこう自分で考えて行動してる人って、少ないように思えます。
例えば・・・・
なにも考えずに行き当たりバッタリの思いつきで行動するパターンの方とか・・・、事前の計画とかがまったく考えられない人ですね、車の運転で例えれば交差点の曲がる直前でウインカーを出して、あるいは出さないで曲がってしまうような人とかがそうでしょうか。
長期的な展望がないので、見方によっては自由で気ままなようですが、実は構想を練るという大きな手抜きをしてるので、何かあったら流されっぱなしと言えるかもしれません。(-_-;)
本人にとってはそれで良いのでしょうけど、外から見れば、人としての信用や信頼というものものを持ってるようには見えません。
他には、なんでもかんでも指示を仰いで、誰かの指令に従って行動してればそれで良いというか方、けっこういませんか？
このパターン、言い換えれば他人任せの無責任でもあり、非常にマインドコントロールされやすい人かもしれません。
これが集団になると、赤信号、みんなで渡れば恐くない！になるのでしょうか？
振り込め詐欺なども､自分で思考する能力を失ってると簡単に騙されてしまうようです。
さらに・・・、雑誌などに書かれてる記事、これをそっくりそのまま鵜呑みにされる方もいます。そして、二言目には○○に書いてあったとか、他人からの伝聞なら△△△さんが言っていた・・・・・と、１００％の受け売り状態、しかも、それが絶対に正しいと信じて疑わないから始末に終えません。大元の情報に正しいという保証もないのに・・・・(　-。-) =3
これらの人たちの共通項は、自分の頭を使って道理・原理を考えてない事、考える前に決まり事や他からの指示が脳裏にあって、どちらかというとそっちが優先、自分で考えて判断するということを忘れてしまってるような感じです。

　何故このようになってしまったか？
人が集団で社会を形成すると､必ず支配や管理が生まれます。
支配や管理する側の人にとっては､自分達の指示や命令が伝わりやすいように人と人の間に上下関係とも言うべき階級差を作りあげます。
上司と部下の関係の始まりですね、そしてそこで､多くの人間を扱いやすくするために、「上からの指示には逆らうな､上の命令には絶対服従だ！」と教え込みますし、言う事をきかない場合には、脅したり罰を与えたりして､扱いやすいようにマインドコントロールしていきます。
これで一般的な主従関係が出来上がりますが、これは会社でも宗教でも国でも同じようです。一部の指導者達がいて多くの民がそれに従う形となります。
俗に言う民主主義では､その一部の指導者またはグループが選挙で選ばれるだけであり、それ以外は党と呼ばれる集団､あるいは個人・血縁親族による独裁でしかありません。
基本的には人間社会はこのパターンしかないのではないかと・・・？
そして、このように生じた主従関係から、下になったものは命令を受けたら実行するだけで理由を考えるなと教え込まれたものだから､考えることを止めてしまった人たちが多くなっているのでしょうか？

　自分で考えない物だから、簡単に出来ることでも出来ないと思い込んでいます。
つまらない慣習や過去の事例に捕らわれてばかりで、新しいことを始める事も、不要な事を止めることも出来なくなってます。
変化することを望まなくなったら、尻すぼみで終わるしかありません。
未来に楽しい事を夢見なかったら、楽しくなろうハズがありません。
まずは自分で考えてみて、良いと思ったらシミュレーションしてみればいいのです。
そしてそれでＯＫなら行動を起こしてみましょう､もし自分だけで出来なかったら、どこにどのように頼めばできるようになるか、また考えるのです。
考えて､行動して､考えて､行動して、これを繰返していくと経験値として累積されて行き、一つ考えると十先の事まで見えるようになります。また、要所を抑えるのも上手くなり、物事が進めやすくなります。
「できない」と言う前に、「どうすればできるか」考えましょう！
プラス思考で考えれば考えるほど､それに伴って動けば動くほど､自分の回りが楽しくなっていきます。

古い形だけの慣習や意味の無い決まりごと、それらをぶち壊す、あるいは壊す事をお勧めするのが、自分私の役割かな？　 (?-o-)ハテ？

２００７．５．１８　記

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