忍び寄る神経毒


 化学物質による障害についてあれこれ綴っておりますが、その症状や 被害状況から考えて、これらは神経毒に相当するものと言えるのではないでしょうか。
農薬などは当然そのお仲間の最たるものであり異論は考えられません、なにしろ、 虫を殺す殺虫剤=神経毒そのものですから!
これから暑くなってくると、建築材や家具、車などの素材に含有される化学物質が 気化しやすくなってきます。また、害虫駆除の大義名分の元、あちこちで農薬や 消毒剤の散布が行われ、さらに雑草を生やさない、枯らすために、除草剤も 撒き放題です。
こうなると、屋内に居ても屋外に出ても、どこもかしこも神経毒作用の毒ガスが 漂ってるようなもので、居場所がなくなってきます。
田んぼだらけの田舎で、炎天下で蒸し暑くて、風が無いような日は特に危険ですね。 ゴルフ場なんかもそうでしょう、示し合わせたようにプレー中に心不全で倒れる人が 増えていきます。
築10年以上の古い家で、家の中に危険な素材で出来た家具などが無くて、防虫剤等の 危険物がなければ窓を閉めてじってしてる方がまだ安全かもしれませんが、家自体が 田んぼの真中や、お墓の近所、鉄道沿線の近くにあるのでは、周囲で薬剤を散布されると ちょっと辛いかもしれませんね。(-_-;)

 神経毒とは、自然界の中ではコブラなどが持つ毒で、生物の神経系統を麻痺させる 方向に働きますが、人間の体の中にはありとあらゆるところに神経が通ってますから、 どこの神経に効いてくるかで、その症状は千変万化します。
体性神経系で感覚神経や運動神経に効くのか、自律神経系で交感神経や副交感神経 に効くのかで全然違いますし、中枢神経に効いてしまうと人間でさえなくなってしまいます。 ヘ(。□°)ヘ ボゲ〜ッ??

 要は、神経系統が侵されるわけですから、ありとあらゆる症状が現れてくる訳です。
現代医学の最先端技術により、検査検査でどこの神経が壊れてるかはわかるかも しれませんが、何でそれが壊れたのかは解明されていません。
つまり、現代病ゆえ多くのお医者様も原因についてはわかっていないのです。
一部の優秀な医師達の努力で、その原因が何の考えもなしに巷に 散布されてる、気化した毒ガスである事が指摘されてますが、 その因果関係が証明され、国によって正式に承認されていないから困った 物なのです。グレーというだけでは動いてくれないのが公共機関であり、 利害関係からそれを認めると都合が悪い大企業や政治団体等が この国の経済を支配してる以上、簡単には改善される問題でもありません。

 しかしながら、あきらかに原因はそこにあるので、一人づつであっても理解される 方を増やしていって、今ここにある危機を回避するよう訴え続けて、将来の子孫達を守って 行くしかないのです。


2007.6.4 記


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