映画って
自宅にホームシアターを設置してから映画館に行く事が無くなりましたが・・・・、
映画も、映画館そのものも、昔と現在ではずいぶん違ってきてたと思います。
まず映画館ですが､自分が子供の頃の映画館は入れ替え制なんてありません。
1回入場料を払えば、朝から晩まで映画館の中にいて、何回同じタイトルを観てもＯＫ
だったのです。
上映されるタイトルも１本だけと言う事は無くて、他の作品と併映される場合が多く、
時には３本立て！なんていうのも有りました。１本1時間半としても３本見れば4時間半。(^^ゞ
メインの映画を観て、おまけのもう一本を見て、またメインを見直して・・・・、などというのも
毎度のことのようにしてました。３本立ての場合、ちょっと辛かった感じですけど・・・(~_~;)
館内の売店が豪華な映画館もありました。パンやコーヒー牛乳、スナックなどの他に、
おでんまで売ってる○○劇場なんてのもあって、昭和のガメラシリーズはおでんを食べながら
観た覚えもあります。f(^^;) ポリポリ
映画そのものも今と比べて短めで、２時間を超えるような物はめったになかったのでは
ないでしょうか。ほとんどの作品が１回みれば内容がわかるように簡潔明瞭でしたよね。
『風と共に去りぬ』は３時間を越える大作でしたが、間にインターミッションと
呼ばれる休憩もありましたし・・・・
また、映画のテンポも今と違ってのんびりしてました。最近の映画を見慣れた後に、
大昔の不朽の名作を見ると、テンポが遅くて眠くなってしまうほどです。
同じ『００７』シリーズでも、ショーン・コネリーが主演してたころと、ピアース・ブロスナン以降の
作品では、スケールもテンポもまったく違ってますよね、映像技術やＳＦＸの進歩もあって、
映画としてはより一層豪華になってるとは思えますけど・・・・。
昔の映画って、役者さんがいて、上手い演技があって、それからストーリーがあったような
印象ですが、比較すると最近の映画は、ストーリーやＳＦＸ優先で、役者さんの存在が
ずいぶん引っ込んでるようにも見受けられます。
また、最近の映画は進行する中で伏線的なストーリー展開も多くて、一回見ただけでは
わからない場合も多いですよね。映画その物も長くなってしまって、最初から最後まで
集中力が持ちません。（-_＾；） はぁ〜
ＤＶＤを購入すると特典映像としてカットされたシーンなどが入ってますが、映画の進行と
しては、そのカットされたシーンも含まれて作られており、映像時間の都合でカットされた
場合など、その映画を理解する上では益々わかりにくくなってます。
今映画館に行くと、総入れ替え制で1回しか見られませんし、周囲の環境によって
グッドコンディションで最後まで観られるとは限りません。消毒臭かったり、前後左右の席に
臭い人が座ってるのも嫌だし、前の席の人が視界上の邪魔になったりするときもあります。
映画そのものも濃縮で、よほどのめり込んでないと理解できないこともありますし、
1本当たりが長すぎて、自分の集中力が持たずに疲れちゃうこともしょっちゅうです。
独断と偏見で恐縮ですが、『ダーティー・ハリー』シリーズや、『リーサル・ウェポン』
シリーズあたりまでが、話の展開やそのスピードが自分には丁度良いように思えてなりません。
これ以上複雑になるとちょっと・・・・、まあ物によっては原作となる本があって、それを
映画化した物であり、原作を読んでいれば良くわかるのかもしれませんが、たとえ原作を
読まなくても、映画としては十分にわかるように作って欲しいものです。
そんなこんなで映画館に行く事は無くなり、ＤＶＤが発売されるのを待つようになりましたが、
2人以上で行くならこちらの方が安く上がりますし、お酒を飲みながらもＯＫです、もし
トイレに行きたくなったら一時停止もできます。台詞を聞き損ねたら巻き戻しも有りますし、
万が一途中で寝てしまったら・・・後日また見直すことも出来ます。(^^ゞ
そしてなによりも、好きなタイトルのお気に入りのシーンを、早送りやまき戻しで
何回でも納得できるまで観られるんですよね。
1回観てよくわからない映画も、2回３回と観る事によってわかってくる要素が沢山有ります。
家の新築を御検討されてる皆様、是非ホームシアターを組み入れましょう！
と・・・・、これも新手の放火でしょうか？(゜O゜)☆＼(^^;)コリャ
２００７．６．１８ 記
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