街路灯


 どこの街に行っても、住宅街や繁華街であれば道沿いに街路灯があって、 夜は明りを灯してます。
いったい、いつの頃からでしょうか、夏場の街路灯に虫が集まらなくなったきたのは・・・?

 自分が子供の頃、家は住宅街にありました。家の中の照明器具はカサのついた蛍光灯。 そんな屋内の蛍光灯でも、ワンサカ虫が寄ってきたものです。

 数十年の時が経って、同じ市内でも田舎といえるような今住んでる場所に引越し、 隣家にはチェーン店形式の洋服屋さんがオープンしました。光々と灯るその屋外照明、 田んぼや畑から虫達が集まって、店の玄関先には電撃殺虫器まで完備されてました。
数年後に閉店して店舗が入れ替わり、今はレンタルビデオ屋さんになってますが、 同じ玄関先、同じ照明設備でありながら、電撃殺虫器はぶら下がっていません。
そう・・・夏場のこの時期であっても、照明に虫が集まって来ないのです。

 毎年8月の第一土曜日に開催される地元の花火大会、宴会を兼ねて自宅の 庭先にイスとテーブルを並べてビールを飲みながら鑑賞してますが、夏の日の 屋外イベントであるにもかかわらず、虫除けスプレーを使わなくても蚊に刺されません。
道路1本隔てたところに街路灯が何本も設置されてますが、どこを見ても 虫が集まっていません。ですから、屋外に居て蚊に刺されないのも当然 なんです。何しろ、虫がいないんですから・・・・・・(〇o〇;))))!!


 虫がいないという事は、人間にとっては便利でありがたいことなのかも しれませんけど、別の観点からものを言えば、『虫が生存できない環境に まで悪化している』とも取れます。
宮崎アニメ 『風の谷のナウシカ』 で 『腐界』 という、エアーボンベなしでは人間が 生きられない世界が描かれてますが、今、人間が、それと同じ世界を 作ろうとしているんじゃないでしょうか?
とりあえず現段階では『虫』が死に絶え、その次には少し大きい動物、『鳥』 などが生息できなくなり、さらに続けば『哺乳類』『人類』と生きていけなく なる世界、それが少しづつ実在の世界になりつつあります。

そんな環境を作り出してる方達の言い分は

「国で認可している安心で安全な農薬だから、正しい使い方をしていれば 人体に影響はないんですよ。」


 貴方が普段生活する環境に目を向けてみて下さい。
普段通勤や通学で通る道、そこに街路灯が灯ってるとして、


  虫が集ってますか?

 生活されている周辺に、虫、いますか?
もし、まったく虫がいなかったり、数が極端に少ないようでしたら、その生活環境は 確実に汚染されています。
空気が汚染されてる事に気づかずに、そんな環境の中で生活していたら・・・・・
徐々に体調を崩していきます。

 風邪が治りにくいから始まって、めまいや偏頭痛なども生じてくるでしょう。
喘息などの持病をお持ちの方は、それが頻繁に発症しやすくなります。
心臓がドキドキしたり、イライラして落ち着かなかったり、血圧が下がってしまって 動けなくなったり、逆に高血圧になったり、夜眠れなくなったり、まぶたが腫れたり、 物が二重に見えるようになったり、視力が低下してしまったり・・・・・etc。


 かかりつけのお医者様に行っても原因がわからず、紹介されて大学病院等を 尋ねるも原因不明が続くか、とんでもない難病奇病の診断を付けられるか・・・?
普通のお医者様で判断がつかなくて、心療内科等へ行って『鬱病』と言われるか・・・?

さらに悪化して、藁をもすがって新興宗教等に走るか?

 いずれにせよ、運良くこの病状を理解できるお医者さんに当たらない限り、 症状の改善はされず、治療費等の出費がかさむだけの結果となります。

 環境汚染による現代病、これを正しく診療できるお医者様もまだまだ 少ないのです。もしご自分で納得のいかない診断名をつけられたら、 シックハウスや化学物質過敏症を理解できるお医者様にかかってみて 下さい。そのようなセカンドオピニオンが必要なのです。
そして、正反対の診断名や意見が出たとして、どちらを選択するかは、 貴方御自身なのです。


2007.7.19 記


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