自家焙煎
昔からコーヒーが好きでした。
実家がレストランを営んでた事から、喫茶卸し業者から購入するコーヒー豆の焙煎度合いに
ついて、いろいろと注文をつけてみたりもしてました。
しかし、なかなかコレだ!という自分の好み、コーヒー専門店で飲むような深炒りの味には
辿り着けず・・・、市販のコーヒー豆には限界を感じていた自分がいました。
それならばと小型のロースターを購入して自ら焙煎を始めたのが約25年前。
初めて焼いた豆は、豆の分量も火加減も判らずにで、生から真っ黒の墨までのムラだらけ・・・(~_~;)
しかしながら、多大なる豆の犠牲の上に、なんとか自分では満足できる程度に焙煎
できるようになってきました。
自家焙煎の魅力は、何と言っても自宅で安くて美味しいコーヒーが飲める事です。
コーヒーの生豆は安いですからね、2008年の相場でも1キログラムで¥1000〜¥1800の
範囲で、ブルーマウンテンを除くほとんどの豆が購入できるかと思います。
しかも、生豆の状態なら長期保存もOKですかれね!
ロースターが小型だった事もあり、一度に焙煎できる量は200g、豆を入れてから
焼きあがるまでで、時間にして15〜20分。
焙煎している時はロースターにつきっきりで火加減や焙煎加減を見ています。
1kg焙煎するのにこの5倍の時間と、毎回ロースターが温まるまでの余熱時間や、
焙煎後のロースターの掃除で、早くても半日は費やしてしまいますので、肉体的にも
精神的にもけっこう重労働でした。
ある日、いつも行くスーパーで金物市が開催されていて、そこで偶然に見つけた
焙烙、物は試しで購入してみました。
そしてこれに豆を入れてバーナーの上で振ってみたら・・・・、早い事、早い事、なんと5分で
焼きあがり〜!Σ(ノ°▽°)ノワォッ!
感覚的なものはロースターを使って覚えてたので、今度は初回でも失敗しません。f(^^;) ポリポリ
当初は15分も焙烙を振っていられるかどうか心配でしたが、5分で済むなら
話は別です。いつも200gを9回、合計で1.8Kg焼くのですが、休憩を含むロースト時間
だけ合計しても1時間を切りますので、それまでの3倍以上の早さです。
そしてそれからは、焙烙一辺倒になってしまいました。(^^ゞ
しかしながら・・・・・、コーヒー豆を焙煎する時は、心技体とも健常でないと失敗する
場合が多々あります。焼いてる最中に考え事してたら絶妙のタイミングを逃しますし、
体調不良では安定して焙烙が振れません。わずか5分とはいえ、精神を集中できないと
ダメなんですよね。豆の分量は1回200gと決まってますが、都合により多少は変動します。
そんな時には、長年の感と経験で振り方が変えないとなりませんし、体調による若干の
変動も加味されますから、マニュアルというものも存在しません。
ある意味職人芸かも?(゜O゜)☆\(^^;)コラコラ、ソンナタイソウナ・・・
長いこと積んだ経験値のおかげで、自宅において常に自分好みの美味しいコーヒーが
飲めるようになったのは幸せですが、逆に外出すると、満足なコーヒーが飲めないという
ジレンマにも陥ってしまいました。(^〜^;)ゞ マイッタナァ〜
最近は有機栽培のコーヒー豆も市販されてるので、ありがたいことこの上なしです。
( -_-)旦~ ~~旦(o^ ) イタダキマース
2008.1.15 記
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