危険な生花


 田舎の農作地帯に住んでいて、5〜8倍希釈の高濃度な農薬を近所に 空中散布されたことにより、有機リン中毒などを発症したのならまだ理屈的に 納得しやすいところもありますが、農薬散布の無い東京都内のマンションに住んでいて、 専門医から 「典型的な有機リン中毒だぜ!、良いモルモットを紹介してくれてありがとう」  と感謝されるほど、重症に陥った方も確かに存在します。

 改めてわかったこととして、その方の住居のご近所に花屋さんの工場があり、 葬儀などの場合には大量に花の仕入れが行われ、そこから気化して運ばれてくる 有機リン系の農薬で、「典型的な・・・・」といわれる程の発症を起こしたと推測 されるのです。
また、有機リン中毒を発症してしまった現在においては、 花屋さんがを大量に原材料を仕入れた場合など、夏場には窓を閉めていたとしても その薬品臭がわかるほど痛烈であることや、最近の傾向として使用されてる 農薬がネオニコチノイド系に変わってきてるために、同居家族に不整脈や 動悸、指先の振るえなどの症状も確認されてるそうです。

 我が家と懇意にしている、花農家さんがおっしゃるには、花は食べ物では無いので 農薬の使用に規制は無く、虫が一切着かないように無尽蔵に農薬を使用してるのが 実情であって、食料品のように出荷数日前から、その散布を控えるようなことはしていない そうです。

 前様の友人で、お坊さんの一家がおり、葬儀の際に持ち込まれる生花で家族全員が 農薬中毒症状を発症してしまい、小さいお子さんに至っては不登校となってしまったこと もありました。このご家族の場合は、お墓に撒く除草剤からの影響も大きかったようで、 除草剤の使用をやめた今、その痛烈な刺激臭が認識できるようになったそうです。

 友人たちの中にも、家の中に生花があると不調を感じる方が何人かいらっしゃいますし、 感度の良い方は、スーパーのお花売り場など、刺激臭が強すぎて近寄れません。

 昨年の銀婚式パーティーにおいて、出演前の演奏者の一人に両足が攣ってしまう トラブルが出てしまいましたが 、これはお祝いに頂いた生花が室内に置いてあったので、 そこから発散される農薬の影響によるものかと思われます。

 農薬は、食べ物への残留農薬として口から摂取するよりも、毒ガスとして空気から肺へ 取り込んだ方が、中間に防御する臓器もなく血中に取り込まれ、脳をはじめ、そのまま体の 各所に循環されるので被害が大きいとも言われております。

 これらのことから、本来は癒しの象徴である花が、実は悪魔の使いになってることも 事実なんですよね。
家の中の換気の少ない空間に生花を生けておくことは、家の中に毒ガスを ばら撒いてることに等しく、微量であったとしても長時間その被曝を受けていると、 ある日突然に『症状』となって現れる危険性がありますのでご注意ください。
その許容量ともいえるコップの大きさは人によって違いますし、いったん発症してしまうと 取り返しがつかないほど苦しい状況が続くようになってしまいます。
また、小さいお子様においては免疫力が低いので、そのコップも小さい訳です。
ですから・・・・発症しやすいんです。

 生花を家の中に飾って、いい香りだ〜・・なんて浸ってると、ある日突然に、 体も脳みそもぶっ壊れることも、有り得ますからね!


2008.7.27 記


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