終焉


 唯一生産を続けていたパイオニア株式会社が、レーザーディスクプレーヤーの 生産を終了させたそうです。
これで今後は、レーザーディスクを再生できる機械は無くなって行くしかなくて、 どんなに貴重なレーザーディスクソフトを持っていたとしても、観ることは困難となり、 やがては不可能となります。(T∇T) ウウウ
我が家にもトータルで500枚くらいあって、買った当時はバブル景気ゆえか 1枚1枚のお値段もけっこうな金額でしたが、今となってはもう粗大ゴミみたいなもので、 中古で売ったとしてもタダ同然でしょう。Y(>_<、)Y
また、ほとんどは映画作品なので、DVDにて再販されてますから別の メディアで観ることができますし、ものによっては吹き替え音声まで入ってます。
なので・・・・、多くは捨ててしまっても良いのですが、中にはレーザーディスク でしか出ていないソフトもあって、今後も再販される見込みがない作品、 どうしたもんでしょうねぇ。
とりあえず貴重と思われるソフト、骨董品としての希少性による、将来の 価格高騰を夢見て保存しておきましょう。(^_^;)

 メディアとしての流通が終わってるソフトにLPレコードがありますが、 こちらはまだまだ元気なようです。国内外を問わず、アナログプレーヤー機器は 継続して生産されてますし、オーディオマニア的にも納得できるだけの製品群が あります。LPの新譜ってのは皆無に近い状態なんですけどね。
長い文化がそうさせたのか、再生の仕組みが簡単だからまだ継続が可能なのか わかりませんが、少なくてもアナログレコードは死んでいません。
こちらも我が家には1000枚以上はあると思いますが、たまに引っ張り出して 聴いてますし、CDになってない個人的な『名盤』も多いので、十分に現役と 言えるでしょう。ただ最近、以前よりLPを掛けることが面倒くさくなってきたと 感じるのは、その時間的な短さと、終わってから手で停めなければならない マニュアルプレーヤーの煩わしさからでしょうか?
少しづつデジタル機器の扱いやすさに、人間が慣らされてるような気がします。

 で、デジタルとつないだところで、もうひとつの音楽ソフト、CDですが・・・・
デジタル技術の進化にともなって、最近やっと音が良くなってきた品物です。
その昔にプレスされたUK盤の名盤LPには及ばないにしても、それに近い音質を 持つソフトも多くなってきました。そんな品物が増えたから、音の悪いLP盤の個体を 聴くよりは、同じタイトルでもCDを聴くほうが良い場合もあって、アナログ盤の 操作が面倒くさく感じてるのかもしれません。
しかしながら、問題なのはその寿命ですね!
レーザーディスクが市場から無くなったということは、次はCDなのでしょうか?
DVDオーディオとかもありますが、DVD自体、すでにブルーレイに替わりつつ ありますし、LP以上にその全盛時代が続くとは思えません。
持ってるソフト量の都合からも、願わくばこのまま継続して欲しいのですが、 文明の進歩がそれを許してはくれないのでしょう。
文明が進歩すると文化が変わる?

 CDソフト、中古買取のお店で売り払うと、ほとんどが1枚あたり¥10にしか なりません。ネットオークションとかで売れば、もう少しまともな値段で 買い付けしてくださる人もいらっしゃるのでしょうけど、オークションに 出すこと自体面倒くさい。(-_-)ゞ゛ポリポリ
持っていても、1年以上聴かないソフトも相当量ありまして・・・・、今後も 聴くことはないでしょうから、少しづつではありますが、欲しいという方が いらっしゃれば、差し上げましょう。
やはり常時聴く音楽は、トータルで100枚もあれば十分なんですね。
人生の終焉に向けて、できるところから身軽にしておかなくちゃね。


2009.2.27 記


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