何を基準にCM


 「何を基準にコーヒーを選んでますか? 私は挽きたてです」 ってCMが最近TVで流れてるのですが・・・・

 どうも『基準』の次元が、本当にコーヒー好きな方達とは違うみたいです。(´ヘ`;)ハァ

 本当にコーヒーが好きな方なら、コーヒー豆は淹れる寸前にミルで挽くものであり、我が家においてさえ、 最初から挽かれていて、それを工場でパック詰めしたような品物は間違っても購入しません。 (ー_ー )ノ" ボツ

 強いて言えば、自分の好みの程度に上手くローストされ、焙煎後1日程度経ったコーヒー豆が最高であり、 選ぶ基準としたら、産地による特徴の違いや生豆のグレードや価格で選んでます・・・・って事だと思います。
このように述べたら、あのTVCMのコピーを考えられた方、どう返答されるのでしょうね?o(;-_-X;)o ワクワク

 コーヒー豆は焙煎終了後から変化を始めますが、豆の中に含まれる焙煎時の空気成分から、焼きたて 直後の豆で淹れたコーヒーでは、ちょっと落ち着きのない暴れるような刺々しさが存在することがあります。
一晩置くとそれが消えて、以後、本来の芳香成分も徐々に気化して消えて行く、つまり劣化になるのですが、 その芳香成分がまだ十分に残ってるであろう焙煎後1日目が最高で、以後は徐々に豆として劣化して行きます。
どんなに管理が良くても、豆のままの保存で1ヶ月が限度でしょうかね。ドリップで淹れる時にも豆が膨らまなく なってしまいますし、素材としての酸化もあります。
一旦豆を挽いてしまうと、空気に触れる部分の面積が大きくなるわけで、前記の劣化が急速に進みますから、 豆での保存が1ヶ月なら、最初に全部挽いてしまった豆では、3日くらいしか賞味期限は保てないでしょう。

 店頭でコーヒー豆を挽いてもらって購入される方もいらっしゃいますが、自分にはもったいなくて、とても そんなことはできません・・・・・・って、その前に、そのお店で自家焙煎してるような専門店でもなければ、 コーヒー豆を購入することはありませんが・・・・・・、店頭に美味しいところを全部置いて来てしまうような ものですからね。

 今なら¥15000も出せば高級なカットミルが買えますので、絶対にそちらの方がお得ですよん。
一般的に店頭でストッカーの中に在庫として入ってるコーヒー豆、多くは焙煎後に十分時間が経過しています。 購入されるときは豆の鮮度(焙煎後の経過時間)にもご注意下さいませ。
そしてできるだけ、焙煎したての豆を買って帰りましょう! そこで初めて『挽き立て』が活きます。


2009.4.24 記


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