関連性3
シックハウス症候群と聞くと、建材などに使われてるホルムアルデヒドで、気分が悪くなったり、
頭痛がしたりする病だと思ってる方が多いようですが、そんな単純なものではありません。
頭痛や眩暈などは、あくまでも症状のごく一部であり、自覚できていない様々な症状が
実際には発症していたりします。また、反応を起こす有害物質もホルムアルデヒドだけとは限らず、
それと類似した化学式を持つ化学物質すべてに及んでいます。
一般に知られていない有害物質のナンバーワンは、学校や家庭の床に塗られてる
有機リン化合物入りのワックスでしょう。
ワックスに含まれる可塑剤や難燃剤は塗布後も気化を続け、そこに含まれる有機リン化合物が
ヒトの神経系統に徐々に作用していきます。
神経ガスとして『サリン』の名前は有名ですが、一般的な農薬はそれを薄めたようなものであり、
ワックスに含まれる有機リン化合物は、それをさらに薄めたようなものと認識いただければ
いいでしょうか。
ちょっとばかり吸い込んだからって、死ぬとか、即刻中毒症状が出るようなものではありません。
しかしながら、ごく微量ながらも長期にわたって曝露を続けると、慢性中毒として症状が
現れてきます。
しかもその症状が、『うつ病』だったりすると、その後の医学治療も含めて相当にやっかいになります。
化学薬品の長期曝露により症状が現れてるわけですから、本来なら、その曝露を遮断して解毒すれば
自然治癒力から快方に向かうのですが、あらたに神経作用に影響する薬を使って派生した症状を
コントロールしようとすると、人間の体内置いて毒をもって毒を制すという状態になり、両者の
バランスが崩れてしまうと収拾がつかなくなってくる恐れがあるのです。
さらに、最初が化学薬品に反応して出てきた症状ですから、そこに別の薬を投与されれば、
それらの薬にも反応するようになってしまって、最悪は正常な人間ではいられなくなる危険性も
あります。
もしそこまで行ってしまったら、単なる『壊れた人』ですから、何をしでかすかわかりませんし、カウンセリングなど
まったく意味を成さなくなっているでしょう。
フリー百科事典『ウキペディア』をご覧になれば、
有機リン化合物や
可塑剤
についての記載があり、勉強することが出来ます。
日本難燃剤協会
からの
反論
もございますが、売ってる側からの反論ですので、その旨ご承知置きの上、
その安全性の真偽につきましたは、各位でご判断ください。
2009.11.10 記
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