LDLコレステロール


 健康診断で血液検査を行い、その中の脂質という項目にタイトルのLDL-CH 値があり、血液中の正常値は70〜140mg/dlと規定されています。
LDLコレステロールは悪玉コレステロールといわれているもので、この値が高いと、 動脈硬化を促進して、心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患や脳梗塞などの 脳血管障害、動脈瘤などの発生する確率が増すことが統計的に明らかになっている そうです。

 LDLコレステロール値を求める計算式は以下の通り

LDLコレステロール値(mg/dl)=総コレステロール値−HDLコレステロール値−(中性脂肪値÷5)

 LDLコレステロールを減らすには、肝臓で合成されるコレステロールを減らす必要が あるため、総摂取エネルギーを適正化することが何より重要とされ、摂取エネルギーを 減らしたうえで、食品からの摂取コレステロールを減らすと血中コレステロールは効果的に 下がるとされてます。
コレステロール摂取量は300mg/日に抑えるのが目標とか・・・・・


 と、ここまではLDLコレステロールの簡単な説明でしたが・・・・
この悪玉コレステロールの活動を阻害する酵素もあるのです。
パラオキソナーゼ1(PON1)はエステル加水分解酵素の1つで、肝臓で合成され 血中では高比重リポ蛋白(HDL)粒子上にアポA-Iと結合して存在し、低比重 リポ蛋白(LDL)の酸化を阻害して動脈硬化の進展を抑制するといわれる・・・・・


 こちらでリンクさせていただいてる Nixeさんのブログ に、重要な内容が公開されており、大きな文字で書かれてました。

 体内に取り込んでしまった有害な有機リン化合物、これを分解するのに パラオキソナーゼが使われてしまうと、LDLコレステロールの酸化を阻害する 機能が停止してしまうそうです。

 詳しい医学的な説明は下記pdf資料をご参照下さい。

農薬をはじめ、人工的な化学物質が 人の健康に及ぼす影響の実態と対策の課題


 そしてこのことは・・・・・、いつもここでお伝えしてる化学物質障害の関連として、 農薬やリン酸エステル入りのワックスから、有機リン等の有害化学物質を体内に 取り込むと危険であるという主旨から、それらの曝露を継続して受けていると、 症状としての有機リン中毒の発症以外にも、動脈硬化を促進して、心筋梗塞、 狭心症などの虚血性心疾患や脳梗塞などの脳血管障害、動脈瘤などを発生する 確率が増す!・・・・・ということでもあるのです。

 いつも自宅にリン酸エステル入りのワックスを丁寧に掛けて綺麗にしていた友人、 37歳という若さで脳梗塞を発症してしまいましたが、その原因としての科学的な 結びつきがハッキリと見えたかのようです。


2009.11.12 記


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