未来予想?


 最近、柔軟仕上げ剤でダウニーがやたらと流行ってるようです。
有名人や芸能人が一言「ダウニーが良いですよ!」とコメントするだけで、 その方たちにあこがれて何もわからずに購入に走る人が増えてしまって・・・・・。
あの臭いを、「死ぬほど好き!」とさえ言い張る輩も増えてるそうな。
しかも、使ってるうちに臭いを感じなくなってきて、さらに倍の倍も投入して、 臭いがしなくなったと嘆くとか・・・・。(T△T) そんなぁ…

 ダウニーを悪臭と感じる人にとっては、極わずかであってもメチャクチャ な刺激臭であり、頭痛や吐き気、動悸の異常まで伴う毒ガスを・・・・・、 めいいっぱい吸い込んでも『臭いがしない!』って感じるのは、すでに嗅覚神経が 壊されてるからでしか、ないんですけどね。Y(>_<、)Y
蕎麦屋さんで、タバコを吸いながら蕎麦が出てくるのを待ってる人もいますが、 繊細な蕎麦であればあるほど、タバコなんか吸ってちゃその香りはわからないと 思います。ダウニーではこの辺はどうなんでしょう?
 大人の場合、まだ免疫力が高いから、化学物質障害を発症するまでは ある程度のマージンが取れますが、抵抗力の少ない、あるいは無い、小さい お子さんの場合、毎日がダウニー漬けでは発症に至るまでが短いでしょうね。
おそらく最初は、イライラ、キーキー状態から始まって、当然のように アトピー性皮膚炎、もちろん花粉症をはじめとした多くのアレルギー疾患にも 罹患しやすくなって、精神面に出れば情緒障害で、欝の場合は落ち込んだりして行動不能、 躁の場合では多動になって落ち着きがなくて、情緒不安定状態で突然キレたり暴力に走ったり・・・。
そうなってしまうと、登校拒否はあたりまえで、小さいお子さんの心療内科疾患の 患者が増えてる・・・・・、なんて言われようになるんでしょうね。

 20年くらい前から、助産婦さんの間で、洗剤臭い羊水の話題がよく出ていました。 今なら、柔軟仕上げ剤臭い羊水になってしまっていくのでしょうか?
そんな羊水の中で育った赤ちゃん、生まれたときからアトピーは必至です。
さらに、赤ちゃんの衣類にも柔軟仕上げ剤を使われた日には、悪化していくしかありません。
おそらくそこまで至って、やっと柔軟仕上げ剤の毒が問題視されるようになって、 その後何年か経過すれば、どうにかこうにか法規制が掛けられるようになるんでしょうね。
なんとも愚かなことです。

 今現在、ダウニーを良い香りだと感じてる方達も、臭いには嗅覚の麻痺から 鈍感になっていくにしても、その毒性からまでは逃げられません。
使えば使うほどに、肺から血液を通って体内のあちこちに送られ、蓄積され、 徐々に徐々に体を壊していきます。体が拒否反応を示したとき、すなわち許容量を 越えて、花粉症の場合と同じようにコップの水があふれたときに、それまで 『死ぬほど良い香り』と感じてた臭いが、悪魔の使いに変身して『死にそうになる 地獄の刺激臭』となって襲い掛かるでしょう。
その時になって後悔しても、もう手遅れですけどね。


 ご参考までに、過去のコラムからの記事も、以下に貼り付けて起きましょう。
どうなっていくやら、お楽しみでもあります。(~-~;)ヾ(-_-;)コラコラ




 以下、ご参考までに(前様著作)

化学物質に関係する病の進行の仕方を説明しますと、下記↓のようになります。


1、警告期・・・初期症状が現れる

化学物質に接すると、自律神経が不調になり、目の動きが悪くなり、血圧や神経活動に変調をきたす。
体調を崩すものの、一過性のレベルですぐに回復する。
この段階で私達がアドバイスしても、化学物質が原因の不調と理解し専門医を受診することは少ない。


2、マスキング期・・・蓄積されている状態

マスキングとは、症状が分からないように覆われている(マスクしている)状態の事。
化学物質が蓄積し続けているにもかかわらず、改善したように思える。
体が体調を取り戻そうとして、化学物質と闘っているのです。


3、器官衰退期・・・化学物質過敏症やシックハウス症候群、有機リン中毒などを発症

蓄積した化学物質に体が耐えきれなくなり、発症。
多くはこの段階で、各種症状が出てくるが、病院をいくつ受診しても原因不明ということで、治療されることはない。もしくは、検討違いの検査治療をされて、ますます悪化。
やっと、この段階になると、私達のアドバイスに耳を傾けるようになる方もいる。


4、他の病気の併発など、病状の悪化と進行

一度発症すると、気をつけないと、あらゆる化学物質に反応するようになります。
他のアレルギーを起こしたり、ストレスから様々な病気を併発することもあります。
ここまで悪化してしまうと、某専門医にも受診できないほどになります。


化学物質が原因で出てくる症状は様々です。
個人差がとても大きく、同じ化学物質に触れても症状は人それぞれ違います。

主な症状

感覚器、皮膚にでる症状

目・・・ 涙目、ドライアイ、かすみ目や物が二重に見える(ピント調節障害)、疲れ目、充血、結膜炎、チカチカする、視力低下
鼻・・・ 鼻水、鼻の詰まり
口・・・のど 痛み、乾き、味覚異常、咽頭痛、気道の圧迫感
耳・・・耳鳴り、難聴
皮膚・・・ 赤み、かゆみ、発疹(じんましん)、むくみ、皮膚炎


全身・自律神経にでる症状

循環器系・・・ 動悸、息切れ(呼吸困難)、血圧の変化、胸部痛 、心電図異常
消化器系・・・ 吐き気(嘔吐)、食欲不振、腹痛、下痢、便秘
神経障害・・・ めまい、発汗異常、集中力低下、不安神経症、倦怠感、不眠、鬱症状、頭痛、けいれん、バイオリズムの変調、イライラ、疲労感、ほてり
その他・・・ 発熱、寒気、指先の震え、関節痛、月経異常


2010.2.1 記


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