防虫シート
昔から日本人に馴染のある畳文化ですが、最近はその畳が病の元になることも
多いようです。
自分が子供の頃、年に一回くらい大掃除の際に、畳を外して虫干しした覚えがあります。
あまりにも古い記憶なので定かではありませんが、畳職人も入って、裏返して使えるように
加工してもらったりもしてたでしょうか?
まあ、とにかく頻繁に虫干しはやっていたようですね。
『忍法:畳返し』なんて技があるくらいに、昔の畳文化での
生活は畳をひっくり返しやすかったのでしょうけど、最近の住宅事情か、この畳を外して
虫干しするという行為をすっかり見なくなりました。
その所為か、ダニなどの発生も多くなり、アレルギーやアトピーの原因だとか言われてます。
そんな虫を駆除するに当たり、簡易なところで、畳に針をさして注入するタイプの殺虫剤
などもありますが、なんといっても防虫シートが一般的なようです。
畳やカーペットの下に敷いて使うものや、畳の中に最初から組み込まれてるものも
あり、世間一般ではかなりの普及率に達してるかと思えます。
しかしながら・・・・・、防虫シートで使われてる殺虫剤はピレスロイド系が多くて・・・・。
言い換えれば『農薬』ですから、防虫シートの入った畳等を使ってるということは、
家の中に農薬を撒いているのと同等のことでもあるのです。
健康に気を使い、無農薬野菜などを率先して食べるようにしていても、これでは
まったく意味がありません。なにしろ農薬を撒いたその上で生活してる、寝泊りしてる
わけですから・・・・、布団を敷いて寝てるとしたら、畳は目と鼻の先です。
当然、防虫シートから気化するピレスロイド系の農薬を、ごく微量とはいえ長期にわかり
吸い続けることになりますから、その結果は・・・・・・・。
最近、うつ病患者が増えてるのも、こんな要因が一役咬んでいるのでしょうね。
うつ病に限らず、反対に出れば多動傾向の躁状態ですし、原因不明の不定愁訴も
たくさん出てくるでしょう、医者に行っても原因さえつかめないような・・・・・。
床下に撒かれたシロアリ駆除剤の影響で、錯乱状態に陥った人を見たことがありますが、
大なり小なり同等の病状や影響が出るのでしょうね。
ピレスロイド系の防虫シート以外にも、天然のヒバなどを使ったものもあって、
天然ゆえに安全である旨の宣伝をされてますが、自然界の品でも、あくまで
殺虫剤の『毒』ですから、ヒトにとっても100%安全であると言い切れるハズはありません。
昔の人が行ってた畳返し、本来ならそれで十分なはずなんですけど、文化の衰退と、
ズボラな人が多くなったのか、面倒見が悪くなって、簡単なことができなくなって、
より手間の掛からない、防虫シートや殺虫剤の散布での防虫対策に代わって行ったのでしょうね。
そのツケが徐々に現れてきているのでしょうか、自覚してる、していないとは別に、
腐海であることを感じる病気になる人も増えてるようです。
2010.4.12 記
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