名盤とは
名盤とは何かと問われれば、『自分にとって、最高に良いと感じる音楽』、これに
尽きるでしょう。
世間や評論家の評価がどうのこうのとか、売れたとか売れないとか、
メジャーだとかマイナーだとかにかかわらず、自分の感性にとって
『名演奏である』と感じた音楽がそこに録音、あるいは録画されていれば、
それが自分にとっての『名盤』である!・・・ってものでしょう。
音楽を聴く環境や場は、人それぞれで異なりますが、それまでの生活や
人生の中で、感動を覚える演奏の記録=レコードに出会ったとしたら、
それこそが名盤なのです。
別にラジオやTVのオンエアーで発表され、それを聴いたとしても良いんですよね、
後々まで存在してる、物理的に入手可能な『作品』であるならば。
同じ曲を、同じ環境で、他の人が聞いてもまったく同様の感動を
覚えることはありません、その人なりの人生が重なってこそ、感じられる
感動って物が存在するんです。
だからこそ、『自分にとっての名盤』なんです。
生演奏で『名演奏』ってのは数多く在り得るでしょうけど、それが録音されて
なければ、演奏の進行と共に空間に消えてしまうだけなら、いくらその場で
心に刻まれようとも、『名演奏』であれ、『名盤』とは成り得ません。
『名盤』とは繰り返し何度でも聴ける演奏でもあるのです。
そんな自分の感性に響く『名盤』を、いったい何枚所有してるでしょうか?
音楽ソースの枚数だけは多くあっても、いつ聴いてもこれは良いって思う
作品でなければ、最低限、名盤と呼ばれるだけの資格は持ち合わせてないと
言っても過言ではないのでしょう。
手持ちのライブラリーの中から、繰り返し聴く音楽、その中にこそ、名盤は
在り得ます。
そんな名盤が100枚もあれば良いって・・・・、本当にそうですよね。
自分の所有物を見れば・・・・、『迷盤』ばかり多くて困ってしまいます。
2010.4.26 記
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