解明されても


多動症発生の仕組み解明=診断、新薬開発に期待―群馬大など

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100620-00000033-jij-soci より

 行動を抑制できず、落ち着きのない状態になる多動症が発生する仕組みを、群馬大と独ゲーテ大の共同研究チームがマウスの実験で解明した。多動症の診断や症状を抑える薬の開発に役立つ成果と期待される。欧州分子生物学機構の専門誌(電子版)に発表した。
 研究チームは、脳内のタンパク質「CIN85」に着目。正常なマウスでは、体を動かす情報を伝えるため、神経伝達物質ドーパミンが神経細胞の間でボールのように放たれる。神経細胞の表面にある受容体がグローブの役割を果たしてドーパミンを受け止めると情報が伝わり、体が動き始める。CIN85は、受容体を細胞内に引き込み分解することで、運動を抑制する機能を果たしている。
 一方、CIN85をなくしたマウスでは、ドーパミンを受け止めた受容体が細胞表面にとどまるため、運動を抑制できなくなる。マウスの実験では運動量が約30%増加するなど、多動性の特徴が現れたという。  群馬大の下川哲昭准教授は「今回の解明は、ドーパミンの量を調整する薬などの開発にもつながる」と話している。



 今さら発表されなくても、そんなことは以前から知ってますけど・・・・

 問題なのは、なぜドーパミンが多量に放出されるかであって、出るようになってしまったものを薬で抑制することではないでしょう。

 学校でワックスを塗るのを止めれば、改善されるであろうという簡単なことなんですけど・・・
有機リン系化学物質、これらが気化したものを吸い込んで、神経系統が暴走してる結果にしかすぎません。
一度でも有機リン系の毒物で反応を示す様になると、他の類似物質でも反応が出るようになります。
反応物質が増えて、特定の化学物質過敏症から、多種類過敏症へ移行しますから大変です。


対処治療ではなくて、根絶治療や防止策等を考えて欲しいのです。


2010.6.21 記


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