ゲゲゲの45


 LIVE space EMにおいて、今年も恒例の花火オフが開催されました。
前回の宴会にて、出席予定者によるお約束で、「D−45GEを3本集めて 弾き比べをしましょう!」という贅沢な試みが浮上しており、皆様のご協力に より、それを実現することができました。




ゲゲゲの45だぞ!



 それぞれを弾いてみて・・・・・・、たしかにどれもD−45GEの音ですが、 その鳴り方は微妙に異なってます。弦が異なってるとか、置かれてきた 環境が違うとかもあるかもしれませんが、やはりギターは1本づつ異なる 木材により、生ものとして造られてますから、当然ではありますが個体差が ありますね。
ただその個体差も、その後にますます広がっていくのか、あるいは似てくる 傾向になるのかはわかりませんけど、その日のコンディション変化によって バランスが変わるような、ごくわずかの違いでしかありません。
それぞれを1時間づつじっくり弾いたらどうなるか・・・までは、さすがに チェックしてませんからね。
D−45GEを3本並べて弾き比べるって、めったにできない事かと思えます、 並みの楽器屋さんでは無理でしょうね。

 音以外の比較として、約4年間で167本作られたD−45GEですが、 我が家の機種の製造番号は820990、他の2本は86****、 92****と、その間には100000本のギターが作られてます。
その所為かどうかはわかりませんが、細かいところでいくつか異なってる 部分も見られました。
まずはトップの色ですね。1本は無着色、2本はエイジドトナー仕上げで、 ちょっと色がついてます。女性で言えばファンデーションを軽く塗ったような 感じでしょうか?(~~;)
それと合わせてネックシェイプが微妙に違ってます。1本はカマボコ型、 2本は三角形状です。
たしか1937年のD−45を採寸して造ったはずなのに、ネック形状が 微妙に違ってるって・・・・何なのでしょう?


 この他にも、これまた偶然でメリルのC−28のブラジリアン・ローズウッド バージョンが2本集まって、なんとその製造番号が連番!w(°o°)w おおっ!!
しかも、所有者さまの違うこの2本、なぜか同じ楽器屋さんから個人輸入で 日本に入って来たものでしたが、鳴りっぷりからトップの割れ方まで似てる ところが何とも言えません。

 持ち込まれるギター以外でも、長期にわたりお預かりしてる機種もあって、 1957年のD−18と、D−18おっさんちっくの音色の違いが堪能できたり、 新しいところではD−28の博物館レプリカ品まであって、美音を響かせて ました。
ご参加いただいた皆様に感謝ですね!


2010.8.11 記


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