時の流れ


 スタンリー・キューブリックの名作で『2001年宇宙の旅』と言う映画があって、 公開当初は遠い未来の事であるかのように思えてましたが、今やその続編とも言える 『2010年』でさえ、あと2ヶ月で終わろうとしています。
西暦2000年代に入って、もう10年以上が経過してるんですね!
年を取ると時間が経つのが早く感じるというか、ここ10年で起こったいろいろなことが、 まさに光陰矢のごとしって感じです。
先日、14歳と1ヶ月で我が家の家主ネコ、天才ラッキーくんも逝去しました。
25歳になった長女は実質家には居ませんし、長男も来年は中学生です。
ローンで借金して作った道楽の空間も、前様が化学物質過敏症になってしまい、 実際に人を集めて何かを催すということが困難となり、稼働率も限りなくゼロに 近い状態が続いてます。
年に2回の、新年会と七夕オフくらいしか宴会も開いていませんしね。
10年前は熱かった、ネットで知り合ったアコースティックギター好きの面々、 今や分散して各所で楽しんで居られる様で、昔のように全国規模で1箇所に 集まって・・・・・てのも、もう無いのでしょうかねぇ?

 これが、時の流れ・・・・なのでしょう。

 自身のことに焦点をあてれば、老化が進んできたと言うか、老眼鏡無しでは PCも見えませんし本も読めません。おそらく体力的にも相当に落ちているでしょう。
人生50年と言われてた時代から見れば、もう余生を楽しんでるようなものですからね。
国際的な不景気ゆえか、昔のように給料が上がることも無くなって早10年以上、 前様が専業主婦として家に閉じこもって10年、双発飛行機の片方のエンジンが 停止した状態で、十分な燃料の供給も無く飛び続けたわけですから、貧乏にもなります。

 しかしながら・・・・、金銭的に余裕は無くても・・・・・・っていうか赤字ですが・・・・・・精神的には 豊かな感じがしてます。
ギターやオーディオやAV装置に囲まれて、オーガニックナワインを飲みながら、 ゆったりと幸せに生きてるんだな・・・・って、実感してますな。
これが今までに築いてきた実績による『幸せ』ってやつなんでしょうね。
周囲がすべてにおいて老化が進んでますので、明日はどうなるかわかりません。
子供たちに夢を託して、親としては悔いの無い人生を過ごして行きたいものです。

 昨夜観た明菜ちゃんのライブ映像DVD、その中で『学生街の喫茶店』の歌詞、「時は流れた〜」の 最後のビブラートが、実に痛烈で印象的でした。


2010.10.19 記


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