自分の足で


 今やネットの時代、自宅に居るだけでも様々な情報が、無制限と思えるほど入手できるように なりました。
調べたいものがあれば、パソコン画面に文字を入力して検索をかけさえすれば、混合玉石 の情報がでワンサカ出てきます。
便利といえば便利ですよね。
我が家においてもネット通販で購入するものが徐々に増えていて、急を要する場合を 除いて、衣類などの生活用品や食料品以外では、お店に行って購入する事が非常に 少なくなってます。
数十年前、アメリカではモール化が進んで、個人経営の小さな小売業者が淘汰される 傾向にありましたが、今や日本もそれと同様なのかもしれませんね、田舎町のメインストリートは ほとんどシャッター通りと化してますから・・・・。
商業的な終着点なのかもしれませんが、自分でも個人商店に買いに行くってことは、 馴染のお店を除いては皆無に近い状態です。

 しかしながら、いくら情報社会が発達しようとも、情報収集と確認においては、自分の足を 使って歩き回らなければならない!・・・ってのもあります。
ネットを使って情報を集めたところで、あくまでも多数決が占める他人の意見や判断なのですよ。
自分で、観て、聞いて、判断したわけじゃないんです。場合によっては偽の情報や、情報操作によって の虚偽である場合も考えられます。
日本人的な特性として、『みんなが欲しいって言うものは、わたしも欲しい』という特質があるようで、 実質的には粗悪品であろうが、流行に乗り遅れないようにと欲しがったりします。そんな心理を 巧みに突いてくる商法があるのも確かですから、 そのまま何でも信じ込むと・・・、『信じるものは騙される!』になっちゃうわけですね。

 悪い言い方をすれば、騙されるおバカさんが多いってことです。
騙されないようにするには、粗悪品か良品かの価値観を見極められるだけの技量を持たなければなりません。
そのためには、より多くの本物を見る、本物を知る、本物に触れる・・・・でしょうか。
いわばネットは虚空の世界、秀逸なものでもまがい物でも、なんでも表面的にしか表現できてませんよね、 実質本位の部分は自身の体験や経験値から判断しなければならないのです。そんな技量を積むには、 自分の足で歩き回って、眼で見て、触れて、耳で聞いて、自身で情報を仕入れて、自身にとっての可否 判断を積み重ねて行かなければなりません。
パソコンの前に座ってるだけで分かったフリのオタクには、すべての判断が出来るはずもなく、 情報操作で騙されるのが関の山でしょう。

 ということで、何か気になることや、楽しいことが予想されるお誘い、催しなどは、 躊躇なく出かけるようにしています。いろいろな方に実際にお会いして、人と人とのパフォーマンス表現を 含んだ直接的な会話も大事です。実際のコンタクトがあってこそ、ネット上でもより気楽にお話できるようになるわけ ですからね。ましてや趣味を推し進めようなどと思うなら、少なくても国内の各地へくらいは 足を運んで、友だちの和を広げて人徳を高める必用もあるでしょう。
まあ、収入の関係から、家計として許せる範囲までですけど・・・・。f(^^;) ポリポリ
不思議なことに、自分が足を運んだ分だけ、別の形で見返りが戻ってきます。
実際に足を運ばなければ・・・・・、消え去るだけで何も来ないのも事実です。
まず動く! これが大事ですよ〜ん。


2011.1.18 記


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