これでいいのか?


 世の中、デジタル化、電子化が進んで便利にはなっていますが・・・。
長いことサラリーマンやってますけど、給料日に現金支給なんてのは遠い昔の出来事、 いつのまにやら銀行口座振込みになって、給与明細だけが渡されてきましたが、 最近はそれさえ電子化の恩恵・・・?・・・・を受け、給料日に手渡しで配布され、その場にて 肉眼でチェックできる紙切れのたぐいはもう何もありません。(^_^;)
源泉徴収表までpdfによる電子資料として、勤務先のサーバーから専用のメールシステムを 使い、自分でダウンロードして保存する形態ですからね。
アナログ的な存在感というか、ボリューム感てものが、まったく無くなってますよね。
.ホントに紙切れ一枚以下の電子データー渡しです。(^◇^ ;) ほぇ〜

 このように、電子的なドライなやり取りだけだと、その間に『人』は介在しません。
ディズニーランドでは自動販売機は置かずに、かならず対面販売を行い、ゲストとキャストの感情の やりとりを大事にしてる・・・・と何かの本で読みましたが、それとは全く対称的、 バーチャルな唯物論主義みたいな捉え方で、社員として給料を楽しみにするという感情やありがたみは、 ひとつもわかないでしょうね。
企業としては現金を扱うリスクや人件費が減らせて良いのでしょうけど、こんなことを率先して やってる企業が、「企業は人なり!」と謳ったところで、絶対に信じられるものではありません。
いざ経営が危うくなれば、容赦なく人件費削減で社員を切っていくことでしょう。Y(°_°)Y ウッ!

 こちらもお金を使うとき、現金払いじゃなくて、可能な限りクレジットカード払いが多いのも、 いちいち現金を卸しに行く面倒がないのもあって重宝してますが、カードの類はスキャニング されるなど、電脳的な犯罪のターゲットになりやすいのも確かですね。
カード会社から電話が掛かってきて、使用した覚えの無い支払いを尋ねられ、合意の上 その時点から,該当カードを無効にしてもらったこともあります。

デジタル化、電子化が進むと、何かと便利なんですけど、相反して殺伐として行きますよね。

 まもなくテレビのアナログ放送が終了して、地上波デジタル、通称地デジに切り替わり ますが、これだってデジタル特有の欠点を持ち合わせています。
アナログ放送なら、電波が弱い場合には画面が乱れてノイズが入りますが、なんとか 映ります、しかしデジタル放送にはそれは無くて、一定基準を満たさないと、何も映らなく なります。まあ、CDとLPみたいなものですな。
何かトラブルが発生したときに、手の打ちようがないってのもデジタルの世界です。

 天才バカボンの作者、赤塚不二夫氏は、かの名台詞、『これでいいのだ!!』を生み出しましたが、 今の時代、はたしてどうなんでしょ?(⌒o⌒;) ・・・・
 

2011.3.1 記


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